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- 国際会議 TAAI2018でBest Paper Award を受賞
11月30日から12月2日、台湾で開催された国際会議 TAAI2018 (The 2018 Conference on
Technologies and Applications of Artificial Intelligence) において、松崎 公紀 教授(情報学群 高度プログラミング研究室)と寺村 舞童華さん(情報学群 4年、同研究室所属)の共著論文がBest Paper Award を受賞しました。
松崎教授と寺村さんは、Artificial Intelligence for Games(ゲームための人工知能)セッションで、論文「Interpreting Neural-Network Players for Game 2048(ゲーム「2048」のニューラルネットワークプレイヤの解釈)」についての口頭発表を行い、国際会議全体でエントリーした論文39件の中から最も優れた研究論文に対して贈られるBest Paper Awardを受賞しました。
同研究室は、世界的に人気なパズルゲーム『2048』を題材に、ゲームをプレイする優れたコンピュータプレイヤの開発を進めており、本論文では、ニューラルネットワークプレイヤ(*)の内部動作を解析して、3層以上のニューラルネットワークによるプレイヤの性能が高い理由を解明したことについて記述しています。
この解明より、様々な応用分野で成果を出しているニューラルネットワーク(深層学習)の有用性の根拠の解明につながることが期待されます。
(*)ニューラルネットワークプレイヤ:
人間の脳の神経回路網をコンピュータ上に実現する仕組みのことをニューラルネットワークと言い、ニューラルネットワークを用いたコンピュータプレイヤは、「2048」で平均得点が10万点近くになり、人間プレイヤを超える強さになっています。
受賞を受けて松崎教授は「2048というゲームを題材にこれまで3年ほど研究を行ってきました。研究を進めるとさらに奥に、より面白い発見があり、「ゲーム」の枠を超えた研究につなげていきたいと思います」と振り返り、寺村さんも「名誉ある賞を受賞することができて本当に嬉しいです。今後も研究を頑張っていきたいと思います」と国際学会での受賞の喜びを語りました。
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