2018.12.12地域貢献 / 学生生活 / 研究

学生が「キャンパスベンチャーグランプリ四国」で四国経済産業局長賞受賞

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12月3日、高松市において「第16回キャンパスベンチャーグランプリ四国」(主催:キャンパスベンチャーグランプリ四国実行委員会)の表彰式が行われ、経済・マネジメント学群3年 本田 茜さんと同4年 北代 継之助さんの提案「オファー・マッチングを用いた外国人のための不動産契約サポートシステム」が第2位にあたる優秀賞 四国経済産業局長賞を受賞しました。

このコンテストは、四国地区の大学や高専などの学生が考案したベンチャービジネスのアイデアやプランを競うもので、新産業の創出と人材育成を目的として開催されています。 今回は11校11件の応募から8件が1次審査を通過し、最終審査はプレゼンテーションと質疑応答による審査が行われました。

二人は、外国人が不動産を借りる際、言語が通じないことや文化の違いなどから、契約がうまく進められないケースが多い現状を踏まえ、Webを通じて借り手が条件を出し、大家さんがそこにオファーしマッチングさせるシステムを考案し、学生が借主の外国人と大家さんとの間に、チャット機能やTV会議等を使用して入り、通訳や調整、マッチングを行い、互いの不安を払拭し、契約を円滑に行うことが出来る仕組みを提案しました。 このシステムにより、日本語が話せない外国人でもスムーズに賃貸契約を行うことができ、大家さんも空き家の問題を解決することができます。

審査委員の方々からは、「政策に合う時流に乗った提案で、間を取り持つ調整や通訳を学生が行う点も評価できる。優勝を競り合う提案でしたが、退去時の原状回復への意識相違によるトラブルへの対応や、大規模契約時の対応など、実務部分がもう少し作り込めていれば優勝でした」との賞賛の言葉をいただきました。

受賞した本田 茜さんは、「同じゼミにいた外国人学生が抱えていた"住宅"に関する課題を解決するため、新たな不動産契約の仕組みを今回提案しました。初めて参加したビジネスコンテストで優秀賞をもらえたこと大変嬉しく思います。近年、日本へ移住する外国人が増加し、高知県も例外ではない状況ですが、地方では外国人受け入体制が整っていないのが現状です。日本に住む人々が幸せになれる仕組みを社会人になっても追求していきたいと考えており、更に身の回りの課題に目を向け、誰かのためになるビジネスプランを提案していきたいです。来年は学生生活最後の年でもあり、ぜひ優勝をめざしたいです。」と今回の喜びと次回参加への意気込みを話してくれました。

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