2019.2.27国際交流 / 在学生・保護者 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

国際会議「SPIE Photonics West 2019」で最優秀学生論文賞を受賞

2月2日~7日 アメリカ サンフランシスコで開催された、世界最大級の光学の学術会議/展示会「SPIE Photonics West 2019」において、大学院博士後期課程 基盤工学コース 3年のBishal Poudelさんが最優秀学生論文賞(Best Student Paper Award)を受賞しました。

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5000件を超える研究発表や、1300社以上が参加する展示会などが大規模に行われる中、Bishal Poudelさんは"Optical Communications: Devices to Systems(光通信:デバイスからシステムへ)"についての会議で研究論文「Deep-learning neural network for MIMO detection in a mode-division multiplexed optical transmission system」 を発表し、78件の発表のうち見事 最優秀学生論文賞に輝きました。

ネパール出身のBishal Poudelさんは、本学の光制御・ネットワーク研究室(岩下 克 教授小林 弘和 准教授)で、光ファイバネットワークの大容量化を実現する研究を進めています。
論文では、光ファイバの中に異なる光信号を空間的に多重化し、長距離伝送したのちに多重化された光信号を分離する技術として、AI(人工知能)で使われているディープラーニングと呼ばれる機械学習技術を初めて適用し、顕著な効果を上げることができることを示しており、この結果は光ファイバネットワークのさらなる大容量化に貢献できると期待されます。
Bishal Poudelさんは「今回の受賞は全く想像していませんでした。産業界で研究者として働く目標に向けて、今回の受賞を励みに頑張りたいです」と喜びを語りました。

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