2019.9.18在学生・保護者 / 地域・一般 / 地域貢献 / 学群・大学院

コンサート「心に響く音楽の調べ 」を開催しました

9月12日、香美キャンパスの講堂で、日本を代表する若手演奏家を招いた音楽コンサート「心に響く音楽の調べ」を開催しました。

このコンサートは、佐野 靖 客員教授(東京藝術大学教授)が担当する本学教養科目「音楽文化論-人間・音楽・教育のかかわり-」の一環で開催しており、一流の芸術文化に触れる機会として、受講生だけでなく一般の皆様にも開放しています。
11回目となった今回は、佐野客員教授プロデュースのもと、フルート奏者の山本 葵さん、メゾソプラノ歌手の石田 滉さん、ピアニストの秋元 孝介さん、バイオリニストの岸本 萌乃加さんという新進気鋭の演奏家を迎え、その注目度の高さから一般チケットも数時間で完売となりました。

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コンサートはフルート奏者の山本さんの演奏から始まり、フェルーの「3つの小品から第一曲 恋する羊飼い」など3曲が披露されると満席の客席は美しい音の響きに引き込まれていました。
続くメゾソプラノ歌手の石田さんの舞台では、ロッシーニの「オペラ≪セヴィリアの理髪師≫よりカヴァティーナ「今の歌声は」」など5曲が披露されました。曲の背景や物語についての説明もあり、観客は石田さんの歌声や仕草から曲の世界観を楽しんでいました。
ピアニストの秋元さんは、ラフマニノフの「前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」」、スクリャービンの「幻想曲 ロ短調 Op.28」というロシアの迫力ある2曲を披露し、指先から紡ぎだす多彩な響きで客席を魅了しました。
フィナーレはバイオリニストの岸本さんが、パガニーニの「24のカプリース Op.1第24番」など3曲を披露しました。無伴奏の超絶技巧の迫力に、客席からは歓声とスタンディングオベーションが起こり、コンサートは大盛況のうちに終演しました。

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終演後お客様からは、「今日は来られて本当に良かったです。石田さんが歌われた「落葉松」は知っている曲で、大変懐かしく一緒に口ずさみました。来年も元気でまた来たいです」などの感想がありました。
また、受講生にはコンサート前に演奏家からの事前レクチャーが行われており、「演奏家の皆さんの講義と演奏時のギャップに驚きました。循環呼吸を教えてくださったフルート奏者山本さんの演奏中の息づかいも実際に聞こえてきて大迫力でした」と、受講生にとって貴重な機会になったようでした。

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(写真1枚目:フルート奏者山本さんによる循環呼吸法レクチャーの様子)

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