2019.11. 5地域・一般 / 地域貢献 / 研究 / 研究者・企業

磯部学長が「津波防災の日」特別講演会を行いました

10月29日、高新文化ホールにて行われた「津波防災の日」特別講演会(主催:四国地方整備局)に磯部 雅彦学長が登壇し、「我が国沿岸域の国土強靭化に向けた"二段防災"」をテーマに講演しました。

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磯部学長は、津波・高潮・海岸浸食・気候変動とそれぞれの面からの防災対策等について説明しました。
その中で、平成23年に中央防災会議・専門調査会の委員として提案した「2つのレベル別に津波の被害・対策を想定する」という考え方や、高知港における地震津波防護の対策検討会議の委員長としてとりまとめた、高知港で建設がすすんでいる「三重防護」の考え方と効果について解説しました。

参加した方からは「二段防災という考え方は、防災減災において有効な考え方だと感じました。また、レベル2の津波に対する高知市内への対策が今後の課題になるのではないかと思います」と感想をいただきました。

また、前日の10月28日には、土木の業界に興味を持ってもらうことを目的に、高知新港・海岸工事及び海上工事使用大型作業船見学会(主催:四国地方整備局)が実施され、本学からシステム工学群の学生16名が参加しました。

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学生たちは、移動バス車内で四国地方整備局の事業内容や高知港の概要などの説明を聞いた後、海上工事使用大型作業船「第一龍王(りゅうおう)丸」や、上記磯部学長の講演でも解説された高知港における「三重防護」の内のひとつ第2ライン堤防の現場見学を行い、皆そのスケールの大きさに圧倒されていました。
各見学箇所では学生から熱心な質問が飛び交い、その一生懸命な姿に胸を打たれた現場の担当者は、質問に丁寧に答えていました。

見学会に参加した学生は「様々な分野の仕事を見聞きすることで、自身の知見を広めようと今回の見学会に参加し、自分の知らないところで様々な事業が進んでいることを実際に見ることができよかったです。ケーソンは防災の面だけでなく、大型船の受け入れ等国際観光における戦略的な意味があることを知り驚きました」と感想を語ってくれました。

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