2020.2.14地域・一般 / 研究 / 研究者・企業

前田助教が「高知県総合型地域スポーツクラブアシスタントマネジャー養成講習会」で講師を務めました

2月9日、高知城ホールで開催された「高知県総合型地域スポーツクラブアシスタントマネジャー養成講習会(主催:公益財団法人高知県スポーツ協会)」で、前田 和範助教(経済・マネジメント学群 スポーツマネジメント研究室)が講師を務めました。

本講習会は、総合型地域スポーツクラブの意義や、クラブの創設・運営に必要な知識、能力などクラブマネジメントに関する基礎的な講習を行い、総合型地域スポーツクラブの育成に必要な人材の養成を図ることを目的に開催されており、アシスタントマネジャーを目指す7名の方々が参加しました。

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前田助教は、スポーツ組織が行う様々な活動が、地域コミュニティ形成にどのような影響を与え、いかに人々を豊かにするのかなど、スポーツがもたらす社会的価値に関する研究を行っています。

今回の講習会では、「地域に求められるクラブ」をテーマとした講義を行いました。
冒頭、マネジメントの基礎的な考え方や、総合型地域スポーツクラブのマネジメントの現状、スポーツマーケティングの考え方について説明しました。

続いて、総合型地域スポーツクラブを持続的に運営していくためには、地域のニーズ・欲求を理解することを起点とすることが重要であり、それに見合ったプログラム・サービスを提供することが適切であると述べました。また、NPO法人こうなんスポーツクラブ(香南市)の取り組みを具体例に挙げ、関係団体との密な連携を軸にして地域のニーズ・欲求を理解する方法や、補助金に頼りすぎることなく運営するためのスポンサー獲得の方法(企業協賛やクラウドファンディング等)を紹介し、こういった成功の裏側には、地道な活動を基礎として新しい発想や強い推進力を持ったキーマンが必要であると述べました。

そのうえで、地域スポーツの担い手となるアシスタントマネジャーには、広い視野を持ち、積極的な対外的コミュニケーションによって地域のニーズを理解することが求められると述べ、講義をしめくくりました。

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