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任 向実教授に「情報処理学会フェロー」の称号が授与

6月8日にオンライン開催された情報処理学会定時総会において、任 向実教授(情報学群)に2020年度情報処理学会フェローの称号が授与されました。

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情報処理学会フェローは、情報処理および情報通信等の分野で貢献した会員に対し、その貢献を称えるとともに、その貢献が広く周知されるよう社会的認知度を高めることを目的として設置されたものです。
「情報工学、情報科学、情報学、コンピュータサイエンス、および情報通信工学などの学術研究」「情報教育」「情報技術・装置・システム・ソフトウェアにおける研究、開発、普及、および標準化」「情報産業の振興」「学会の運営」の5つの分野において、学術的または産業的発展・普及・振興などに著しく貢献した会員に本称号が授与されます。本年度は、任教授のほか、13名に授与されました。

任教授の業績は「ヒューマンコンピュータインタラクションの基礎的研究と教育に対する貢献」です。
任教授は、これまで30年にわたり、ヒューマンコンピュータインタラクションの教育・研究者として基礎的研究と人材育成に尽力し、 国内外で数多くの顕著な研究業績(論文賞、教育賞、特許出願など)をあげてきました。10カ国以上の留学生を含む多くの学生の教育に従事し、多くのポスドク研究員、博士課程修了生を国際社会(アジア、アフリカ、欧州、大洋州)にICT(Information and Communication Technology)人材として送り出してきました。また、近年、人類社会の未来を見据え、人とテクノロジーとの理想的な関係像について、東洋哲学の「中庸」を取り入れた新概念Human-Engaged Computingを提案し、新しい研究分野を促進してきました。これらの功績が認められ、この度、フェローの称号が授与されました。

任教授は「高知工科大学で取り組んできた、研究・教育・社会貢献における20年あまりの活動に対し、栄えある称号をいただき大変嬉しく思います。皆様の多大なご支援・ご協力に深く感謝申し上げます。微力ながら今後もヒューマンコンピュータインタラクションおよびHuman-Engaged Computing分野で更なる貢献できるよう邁進していきます」と受賞の喜びと今後の抱負を語りました。

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