2021.10.29お知らせ / 在学生・保護者 / 地域・一般 / 研究

松崎 公紀教授が翻訳した『世界標準MIT教科書 ストラング:線形代数とデータサイエンス 』が出版されました

情報学群松崎 公紀教授が翻訳した『世界標準MIT教科書 ストラング:線形代数とデータサイエンス』(原著者:ギルバート・ストラング氏)が近代科学社から出版されました。

本書は、データサイエンスの基礎を成す「線形代数」を中心として「確率・統計」「最適化」「深層学習」を含め7つの章で解説した専門書であり、データサイエンスの根幹となる新しい線形代数を深く学ぶことができます。線形代数の発展的教科書として、またデータサイエンティストを志す方が線形代数を学ぶための教科書としてふさわしい一冊です。

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松崎教授は、高性能計算/ビッグデータ処理におけるさまざまな問題に対して、関数プログラミングの切り口から新しい高度なプログラミング手法を提案・実現しています。近年では、機械学習・深層学習(ディープラーニング)の応用として、ゲーム情報学分野も研究を進めており、国内・海外の研究者と研究交流を深めています。
2015年には『MIT標準教科書:ストラング線形代数イントロダクション』(近代科学社) の翻訳に携わりました。その後、2017年には原著者であるギルバート・ストラング教授(マサチューセッツ工科大学(MIT))が講義で来日された際に交流を深め、そのご縁から今回の出版にいたりました。

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松崎教授のコメント

MITのストラング教授の教科書を翻訳する機会が得られたことはとても光栄に思います。本書の内容は深層学習(ディープラーニング)にまで踏み込んでおり、私のこれまでの研究の経験をいかしたいとの思いから、およそ2年がかりで翻訳に取り組みました。翻訳にあっては、原著の「講義を受けているように読み進められる」ことを特に重視しました。

2021年度の「ビッグデータ数理モデル実験計画法」(大学院情報学コース)の授業では、本書籍の一部を試験的に利用しました。次年度以降、情報学群においても、数学に基礎を置くデータサイエンス教育に対し活用していきたいと思います。

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