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- 商品開発部が開発した「ウクライナ支援缶詰」を手売り販売しました
商品開発部が株式会社黒潮町缶詰製作所の協力のもと開発した「ウクライナ支援缶詰」を、9月3日・4日は『バリューノア店・かがみの店』で、9月10・11日は『とさのさとAGRI COLLETTO 』で約370セットを手売り販売しました。
売上金の収益分は、ウクライナ避難民等の人道支援を目的として、高知ウクライナ友の会に寄附します。
商品開発部は、授業で学んだマネジメントの知識を活かし、人、地域、高知県を盛り上げることを目的に活動している学生団体です。昨年度は、高知の特産品である土佐文旦を使った「文旦ハニージャム」を販売し、地域の活性化に取り組みました。
今回はウクライナの平和を取り戻すために、商品開発部だからこそできる支援の方法を学生たちが考えました。
缶詰プロジェクトのテーマは"どこにいてもウクライナの食卓を"です。この缶詰には、国籍や情勢を問わず、ウクライナの美味しい料理を届けたいという学生たちの思いが込められています。「非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」という意味のある"バタフライエフェクト"をコンセプトとし、商品開発部がこれまでの活動経験を活かして、メニュー決め、試食、パッケージデザイン、販売方法の考案を行いました。
「ウクライナ支援缶詰」は、高知県の食材を使用した、ボルシチ・シャシュリック・モルコヴニツェの3種類です。ウクライナ出身のコスチャンチン助教(経済・マネジメント学群)が、少年時代にクリミア半島でピクニックをした際の平和で楽しい思い出の料理がベースになっています。特に力をいれた支援缶詰のラベルは、ウクライナの民族柄であるヴィシヴァンカ柄・国旗色としました。未来ある子どもたちに民族衣装を着せた手書きのフォントからは、平和の広がりをイメージさせる、温かなぬくもりを感じられるようにデザインされています。その他にも、商品と一緒に同封したメッセージカードには、コスチャンチン助教の言葉に、ウクライナの国旗色である青と黄色を使ったシェークハンドのイラストを添えました。
支援缶詰を購入した方からは、「私は終戦直後に産まれました。個人でできる支援がないか考えていた所、タイミングよく支援の機会があったので購入しました。少しでもウクライナの助けになればと思います」「ウクライナ料理は食べたことがないので楽しみです。学生の支援企画というのが素敵ですね。香美キャンパスの近くに住んでいますが、大学の活動にも幅がでてきましたね。これからも工科大を応援しています」といった声が寄せられました。
商品開発部代表の山田 皐稀さん(経済・マネジメント学群 3年・静岡県立焼津中央高等学校出身)は、「4月初旬から試行錯誤して開発したウクライナ支援缶詰を販売することができました。支援を目的とした活動は今回が初めてでしたので責任が重くのしかかりましたが、締め切りを守ることやメール・電話で情報を共有することの大切さなど全てが勉強になりました。手売り販売では、興味をもって話を聞いてくださったり、缶詰は高くて購入できないけれど力になりたいと募金をしてくれた方もいらっしゃったり、そういった反響を直接感じることができ嬉しかったです。3,000円の缶詰は安い買い物ではありませんが、少しでもウクライナを考えるきっかけとして、この企画を役立てて欲しいと思います。趣旨にご賛同いただき、販売までご協力いただいた皆様、缶詰の購入を通して温かいご支援をいただいた皆様、ありがとうございました」と語りました。
今後の販売予定は、商品開発部の各SNS(Twitter、Instagram)をご覧ください。
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