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2022.10. 6学生生活 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業
Annisa Indah Rezaさんらの総説論文が、日本化学会とWiley-VCHが提携して発行する英語論文誌「The Chemical Record」に掲載され、Front Coverに採用されました
博士後期課程 基盤工学コース2年のAnnisa Indah Reza(指導教員:有機合成化学研究室 西脇 永敏教授)らの総説論文が、日本化学会とWiley-VCHが提携して発行する英語論文誌「The Chemical Record」に掲載され、Front Coverに採用されました。
「The Chemical Record」は物質科学の中核を担う化学をキーワードとして、特に重要なテーマについて総合的に解説した論文誌です。
掲載されたタイトルは「Recent Advances in Synthesis of Multiply Arylated/Alkylated Pyridines(複数のアリール基やアルキル基が置換したピリジン合成に関する最近の動向)」です。
反応性が乏しい非極性の炭化水素置換基(アリール基やアルキル基)を芳香環に複数個導入することは制限があります。特に反応性の低いピリジン環(ベンゼン環の炭素の1つが窒素に置き換わったもの)への導入は、さらに困難であり、今なおチャレンジングな研究テーマの1つになっています。本総説では、アリール/アルキル置換したピリジンの合成について、最近の論文に記載された内容を網羅して、反応パターンごとに分類してまとめていますので、医薬品や光学材料を開発する研究者に有用な情報を提供しています。
Annisa Indah Rezaさんは「博士後期課程1年次だった昨年度は、新型コロナウイルスの影響で来日することができず、インドネシアで研究活動を行っていました。この論文をはじめ、遠隔にも関わらず丁寧に指導していただいた西脇先生に感謝しています。表紙のイラストも西脇先生に作成していただきました。黒板に書いたようなタッチと色合いがすばらしく、気に入っています」と語りました。
(写真:左から西脇教授、Annisa Indah Rezaさん、岩井助教)
論文タイトル:Recent Advances in Synthesis of Multiply Arylated/Alkylated Pyridines(複数のアリール基やアルキル基が置換したピリジン合成に関する最近の動向)
論文はこちらから
論文著者:博士後期課程 基盤工学コース 2年 Annisa Indah Reza
環境理工学群 助教 岩井 健人
環境理工学群 教授 西脇 永敏
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