2023.3.28在学生・保護者 / 地域・一般 / 学生生活 / 学群・大学院 / 研究

大場 翔太さんが日本材料科学会四国支部長賞を受賞

大場 翔太さん(大学院修士課程 マテリアル工学コース2年/福岡県立新宮高等学校出身)が、令和4年度 日本材料科学会四国支部長賞を受賞しました。
日本材料科学会四国支部は、四国支部の活性化と若手人材の育成を目的として様々な事業を行っており、その一環として、四国内の大学、高等専門学校および高等専門学校専攻科を対象に、材料科学分野の授業、実験並びに研究を通して優れた成績をあげた学生に支部長賞を授与しています。


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大場さんは、ナノ構造創製・解析研究室(指導教員:河野 日出夫教授)でライデンフロスト効果の研究に取り組み、「Evidence for the Leidenfrost Effect at the Nanoscale(ナノスケールにおけるライデンフロスト効果の証拠)」をテーマに日本物理学会の月刊学術雑誌『Journal of the Physical Society of Japan』で筆頭著者として発表するなど、優れた研究成果を挙げたことから今回の受賞に至りました。

受賞を受け、大場さんは「学会発表や論文が評価され、うれしく思うとともに自信がつきました。世界で初めてナノスケールというとても小さな世界でライデンフロスト効果を発見した時は、河野先生と大喜びしました。先生は日頃から、失敗と思って誰もが目にとめないデータも注意深く観察するよう指導してくださいました。今回も失敗したデータを見返している中でライデンフロスト効果を発見することができ、本当にこんな事があるんだと驚きました。来春からは機械系のメーカーで技術系の職に就きます。大学で培った、物事を論理的に組み立ていく思考やプレゼン力を活かして、これからも新しいことに挑戦したいです」と、喜びと抱負を語りました。

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