2023.9. 1在学生・保護者 / 地域・一般 / 学生生活 / 課外活動

卓球部の砂川 朝博さんがチェコ共和国留学中にクラブチームに入団、プロリーグで活躍

卓球部の砂川 朝博さん(経済・マネジメント学群 3年・沖縄県立宮古高等学校出身)が、チェコ共和国への留学中に、クラブチーム「TJ Sokol Hradec Králové」へ入団、プロリーグ3部でプレーしました。

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砂川さんは、協定締結校への派遣留学制度を利用し、2023年2月から同年6月までの約5か月間、チェコ共和国のフラデツ・クラロヴェ大学(University of Hradec Králové)へ交換留学。主に国際経済について、学びを深めました。

小学校3年生で卓球を始めた砂川さん。中学、高校と続け、本学でも卓球部に所属しています。昨年の四国新人学生卓球選手権大会では、団体戦優勝に貢献、シングルスやダブルスでも表彰台に上がるなど好成績を残しています。

留学前、卓球部の濵田 愼吾監督から「チェコでも卓球続けてみたら?」と言われたことがきっかけで、「たしかに、気分転換にもなるだろうし、できるなら卓球やってみよう」と思い、ラケットを持って出国しました。
到着後、チェコでは大学に部活動がないため、検索してヒットしたフラデツ・クラロヴェ地域にあるクラブチームに自ら連絡をとり、足を運びました。そこで、砂川さんが体験練習しているところを見かけたクラブの総監督から、その実力を認められ、プロリーグの選手登録を提案されました。

「最初は、思ってもみないことだったので驚きました」と言う砂川さんでしたが、試合は、2週間に1度の週末、練習は平日のみ。それも、好きな時間に行って、好きなだけ練習して良いという、かなり柔軟な体制だったため、勉学との両立が可能だと判断し、入団を決意しました。

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リーグのシーズン期間は、7月から翌年5月まで。砂川さんは、2022-23シーズンの後半からの参加でした。同じクラブチームには、チリのオリンピック元代表で、1部リーグで活躍するフェリペ・オリバース選手やチェコのナショナルチームのジュニアユース代表が複数名所属するなど、簡単な練習ながらも、実力者たちと一戦を交え、良い刺激を受けたと言います。 

砂川さんは、クラブで唯一のアジア人でした。英語を共通言語として、仲間とコミュニケーションを取っていましたが、時折、特に、ダブルスで戦術の打ち合わせをする際は、互いに技名を母国語から英語で何と訳してよいか分からず、苦労したとのこと。
また、団体戦は、10マッチ先取で最大18マッチとなるため、時には一人1試合で5マッチ出場することもあり、試合の総時間は4〜5時間となります。基本的に1〜2時間で1試合が終了する日本と比べると、疲労が大きく、集中力を保つことが難しかったそうです。
しかし、そんな中でも、シーズン半分を通して、団体戦は3勝1敗2分、シングルスは8勝9敗、ダブルスでは1勝2敗という成績を収めました。

今年7月からの23-24シーズンには選手登録しておらず、また、プロの卓球選手になろうとは考えていないという砂川さん。将来何をするかは、現在模索中です。

留学中の経験を振り返って、「とりあえず、何かしら自分で行動してみることで可能性が広がることを感じました。また、スポーツは世界共通ということを再認識させられました。実際に、試合後には、相手チームの選手たちにも声をかけてもらい、チェコに来た経緯や日本のことなどを話し、スポーツをきっかけに、たくさんの交流を持つことができました」と話してくれました。

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