2025.2.18地域・一般 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

篠森 敬三教授が「こどもの見え方」について解説 「こどもになって世界を見たら?」が出版

篠森 敬三教授 (情報学群)が監修した『こどもになって世界を見たら?』が株式会社トゥーヴァージンズから出版されました。

本書では、様々な分野の有識者の見解を交え、「赤ちゃんの頭はどれほど重いのか」「泣くしか伝える方法がない赤ちゃんはどんな気持ちなのか」といった、こどもの気持ちを理解するための12の研究を紹介。視覚心理物理学を専門とする篠森教授は、こどもの視力に関する章「ベイビーアイ」において、月齢ごとの「こどもの見え方」を体験できるアプリ開発に協力し、新生児期(生後2週間)から3歳までの各時期における、こどもが見えている色、視野などについて解説しています。

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篠森教授のメッセージ

赤ちゃんは、目にしたものを言葉で説明することができません。そのため、赤ちゃんの視力や見え方については、どちらを向いているか(選好注視法)や、どのくらい長く見続けるか(注視時間法)といった方法を使って長年研究されてきました。今回、「赤ちゃんの見え方を大人も体験できないか?」というご要望を受け、これまでの研究成果に加え、一部仮説も取り入れながら、大人向けの表現方法も検討しました。そして最終的に図やアプリとして再現しました。この本の図やアプリを通じて、赤ちゃんの見え方を体験できるようになり、特に赤ちゃんに関わる方々にとって参考になれば嬉しいです。

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同書の内容は、こちらでの取材内容を端緒に加筆・修正したものです。

また、同書に関連する展示会「もっと!こどもの視展」が二子玉川ライズスタジオ&ホール(東京都)にて2月25日(火)まで開催中。

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