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- 学生ベンチャーが初めて地域連携棟に入居しました
情報学群の4年生でコンピュータサイエンスを専攻する岡山 蒼衣さんが立ち上げた株式会社Reflengeが、7月、香美キャンパスの地域連携棟に入居しました。地域連携棟には2000年の開設以来、本学と共同研究や起業化を図るなどの目的で、企業・団体・教員などが入居してきましたが、学生ベンチャーの入居は初めてのことです。
[▲株式会社Reflenge 代表取締役/CEO 岡山 蒼衣さん(情報学群4年)]
株式会社Reflengeは、4月の起業以来、地域の中小企業のための"かかりつけITパートナー"として、県内企業のECサイトの構築や勤怠管理アプリの開発などを担い、すでに数社の企業課題の解決に向けた事業を展開しています。
現在、同社のメンバーは、代表取締役/CEOの岡山さんを中心に、情報学群の4年生5人。依頼が増え、集まって仕事ができるオフィスを検討していた折、教員らの助言もあって同棟への入居を申請、学内での審査において学長が特別に認めるかたちで入居が決まりました。8月下旬には、株式会社Reflengeの看板も完成し、学内オフィスとして本格稼働します。
今回の入居について「学内にオフィスを構えることで、学業との両立がしやすく、他の研究室を使うさまざまな教員、企業等との接点が生まれ刺激になっている」という岡山さん。蝶野 成臣学長は「今後、教員だけではなく学生の起業活動を強く推進していきたい」と考え、本学として、熱意やアイデアがある学生の起業に対して、柔軟にバックアップをしていきます。
[▲地域連携棟]
株式会社Reflenge(リフレンジ)
代表取締役/CEOを務める岡山 蒼衣さん(おかやま・あおい/情報学群4年/徳島県立富岡東高等学校出身)が4月15日、資本金30万円をもとに設立しました。社名の由来は、社のモットー「Respond flexibly to change(変化に柔軟に対応する)」から。岡山さんは、高校生のころから起業に興味があり、本学入学後も情報処理や3DCGなどの技術を磨きながら、起業家の育成を行っている民間支援団体「高知イノベーションベース(KOIB)」などで会社経営のノウハウを学び、人脈を広げるなど、少しずつ起業の準備を進めてきました。
現在、株式会社Reflengeには、岡山さんのほか情報学群の4年生4名が運営や開発に参加。業務としてAIアプリやシステム開発、ITコンサルティング、WEB制作などを掲げ、個々人が社会経験を積む目的もあり、比較的安価な価格設定で請け負っています。これまでのところ、売り上げは月に50万円ほど。主な顧客は、KOIBで知り合った県内の企業や、そこから派生したネットワークが中心で、実績としては、木製玩具等を製造販売する会社(香美市)のECサイトの機能構築や、ナス農家(安芸市)に対するオリジナルの勤怠管理アプリ開発などがあります。
岡山さんは、本学大学院 修士課程への進学が決まっており、修了後も株式会社Reflengeを継続していく予定です。
[写真1枚目:県主催のビジネスプランコンテストで学生部門・優秀賞を受賞したこともある岡山さん]
[写真2枚目:現在は岡山さんを中心に情報学群の4年生5名で運営]
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