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- 経済・マネジメント学群の卒業生で2022年に起業した濵口 洋幸さんが特別講義
11月20日、経済・マネジメント学群の「起業論」(担当:内海 京久教授)において、本学を2019年に卒業し、2022年に「株式会社エコすまいる」を立ち上げた代表取締役社長の濵口 洋幸さんが、特別講義を行いました。
テーマは、「未来は自分でつくる!起業スタートダッシュ講座」です。

濵口さんは高知市出身で、本学卒業後は東京都内のIT企業に入社したのち、高知市内の会社に転職し、訪問営業などを経験。25歳のとき「高知で働ける場所をつくりたい」と、家庭用の蓄電池や太陽光パネルなどを営業販売する会社を起こしました。
設立から3年となる現在では、売り上げは1期目の15倍以上、中四国の6事業所のほか東京にも進出し、わずか2名で立ち上げた会社は従業員約100名を抱えるまで急成長を遂げています。
本講義において濵口さんは、新しい「ビジネスモデル」のつくり方など、自身の体験を踏まえたノウハウを紹介するとともに、「大学生だからこそできる時間の使い方」や「未来を自分でつくっていくために大事なこと」について、自らを振り返りながら語りました。

在学中は、県立大と初の永国寺キャンパスでの大学間交流行事となった「大交流会」を企画運営したり、ソフトテニス部の練習に夢中になったり、友だちと飲み歩いたりと「授業よりも遊びに夢中だった」と振り返る濵口さん。

(▲ 2018年「大交流会」を企画した経済・マネジメント学群の4年生5名/左から2人目が濵口さん)
今、一番後悔していることとして「『時間』と『柔軟な発想』がある学生時代のうちに、もっと勉強したかった」と語り、学生のうちに基本的な知識や考え方を身に着ける大切さと、小さくても良いから挑戦を始めること、そして同じ志を持つ仲間を集めることの重要性を伝えました。

また起業をはじめ、会社を成長させるのに一番大事だったというのが「行動力」です。例えば、起業当初、会社経営に必要な人脈も全くなかったなかで、SNSなどでちょっとでも気になった人には連絡をとり、会って関係性を築くなかで、成功の秘密を聞き出したり、次のビジネスの種を見つけたりできたといいます。

講義後半では、学生たちが「なぜ濵口さんの会社は成功したのか」をテーマにグループワークを実施。
各グループごとに「地方の弱みを強みに変える発想力」「派手な戦略ではなく、まずは小さくビジネスを始めたこと」「社長自身の情熱が社員や顧客に伝播したこと」など、成長の要因を発表しました。
これに対し濵口社長は、「自分が大切にしていることが伝わっていて嬉しい」と笑顔を見せ、「高知県を代表する会社を作り、雇用を生み出すことで地域を盛り上げたい。皆さんも一歩踏み出す勇気を持ってほしい」と締めくくりました。
※本特別講義は、PSI事業の一環として日本政策金融公庫の協力で実施しました。

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