2026.7.14在学生・保護者 / 学群・大学院 / 研究

宮崎 力さんが電子情報通信学会 光エレクトロニクス研究会で学生優秀ポスター発表賞を受賞

6月25日・26日に群馬県で開催された「電子情報通信学会 光エレクトロニクス(OPE)研究会 2026年度6月研究会」において、宮崎 力さん(大学院修士課程 電子・光工学コース1年/指導教員:光制御・ネットワーク研究室 小林弘和教授)が、2026年度 光エレクトロニクス研究会 学生優秀ポスター発表賞(進捗/結果発表部門)を受賞しました。

★8B0A6839-2-2.jpg

宮崎さんの発表テーマは「非線形光学結晶を用いた量子もつれ光子対の生成と波数空間測定」。 本研究では、特殊な結晶にレーザー光を照射して生成される「量子もつれ光子対」に着目し、その飛ぶ方向の関係(空間相関)を高感度な光子計数カメラによって観測することに成功しました。量子もつれ光子対とは、互いに強い関係を持つペアの光のこと。約1万枚の観測画像データを解析することで、その相関を確認しました。

この研究成果は、量子もつれ光子対を利用した「量子イメージング」技術の実現に向けた重要な一歩となるものです。量子イメージングとは、光子対の相関を利用して必要な光だけを抽出し、ノイズの少ない高感度な撮像を可能にする技術。宮崎さんは、強い光を当てると損傷してしまう生体試料などを、より弱い光で観察する技術への応用をめざして研究を進めています。

★8B0A6879.JPG ポスター発表_実験系2.jpg

宮崎さんが量子の研究に興味を持ったきっかけは、学士1年次に受講した物理学の授業でした。量子の世界は、直感では理解しにくい不思議な現象が数多く存在します。宮崎さんは「最初は全く分かりませんでしたが、理論を学ぶうちに『そうならざるを得ない』ことが分かり、その不思議さに強く惹かれました」と話します。現在は、理論で学んだ量子現象を実際の実験で観測できることに大きな魅力を感じながら、日々研究に取り組んでいます。

★8B0A6894-2.jpg

受賞を受けて、宮崎さんは「自分にとって大きな目標であった賞を受賞することができ、大変光栄に思っています。今回の受賞は、自分一人の力ではなく、ご指導いただいた小林先生や研究室の先輩や後輩の支えがあってこその結果だと感じています。この受賞を励みに、これからも自分の研究に誇りと責任を持ち、より一層研究に励んでいきたいと思います。」と喜びを語りました。

RELATED POST

関連記事