2026.7.31地域・一般 / 地域貢献 / 学群・大学院 / 研究

里山研究拠点に太陽光発電付きトレーラーハウスを設置

システム工学群の渡辺 菊眞教授佐藤 理人准教授は、香美市の里山研究拠点において耐震改修を施した古民家に、研究用太陽光発電(PV)付きトレーラーハウスを設置しました。

トレーラーハウスとは、車両として移動できる機能を持ちながら、居住や作業に必要な設備を備えた移動型空間です。近年は宿泊施設やワークスペース、防災拠点など様々な用途での活用が進んでいます。

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今回設置したトレーラーハウスは、両氏が進める古民家と移動型空間を組み合わせた新たな居住環境の実証研究に用いられます。このトレーラーハウスには太陽光発電設備を搭載。耐震改修を施した古民家に、ポリカーボネートで覆ったトレーラーハウスの車庫を併設することで、通気性の高い古民家、太陽光を集熱・蓄熱する車庫、高断熱・高気密のトレーラーハウスとそれぞれの機能を持った空間を創出しています。

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(写真 左:耐震改修前の古民家 右:古民家 × ポリカ車庫 × 移動型空間)

春や秋には風通しの良い古民家で過ごし、冬は太陽熱で暖められた半屋内空間、盛夏は太陽光発電を活用した空調設備の利用が可能なトレーラーハウスで過ごすといった、季節や時間帯、気候条件に応じて居場所を選択できる新しい住まい方の可能性を探ります。トレーラーハウスがあることで古民家は耐震改修を施すだけで活用でき、空き家化が進む古民家のストック化を推進できます。

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佐藤准教授は、この自家発電と移動型空間という特性を生かし、災害発生時の活動拠点や避難施設へ移動させての活用提案も検討しています。

本研究フィールドは学生の研究活動の場としても活用される予定であり、環境計測やエネルギー利用に関する実践的な研究を行う予定です。

渡辺教授は「古民家に耐震改修を施すことで物理的なシェルターになるとともに、枕草子のような四季を受け入れる暮らしができ、さらには環境シェルターとしてのトレーラーハウスがあることで常春のような環境にも守られる。環境シェルターはトレーラハウス以外でも計画可能。古民家耐震改修と環境シェルターの複合体は新しい環境住宅のモデルになると考えるので、色々な組み合わせを考案していきたい」、佐藤准教授は「高知の自然環境に適応した古民家の空間、現代的な省エネ・快適性を実現する空間に、半屋内空間という中間領域を組み合わせることで、多様な温熱環境を併せ持つ新たな居住環境を実現できた。今後は自動運転時代を見据えた移動空間と古民家のあり方についても研究を深めていきたい」と話しています。

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