- トップページ
- NEWS & TOPICS
- ⾥⼭⼯学ゼミナール2026 第3回を開催 -テーマは「持続的な食文化」-
7月29日、香美市立図書館かみーるにて、「里山工学ゼミナール2026」第3回を開催しました。本ゼミナールは、システム工学群 高木 方隆教授が提唱する「里山工学」の取り組みの一環として、地域の専門家と連携して実施しているもので、登壇者による活動紹介と参加者との対話を通じて、里山の価値や将来像などについて多角的に考えることを目的としています。今回のテーマは「持続的な食文化」。食文化研究家の百田 美知氏と、香美市で食肉製品製造業を営む松原 浩二氏を講師に迎え、地域に受け継がれてきた食文化や、それを支える暮らしについて考えました。

百田氏は、ユネスコ無形文化遺産に登録された和食を題材に、水や気候といった自然条件が食文化を形づくってきたことを紹介。高知県内に残る在来野菜(その土地で受け継がれてきた伝統的な野菜)や郷土料理、伝統的な保存技術などを例に挙げながら、地域ならではの知恵や文化が失われつつある現状について解説し、「何を残し、どう次世代へ伝えていくのか」を参加者へ問いかけました。
一方、松原氏は、フランス料理人としてキャリアを積んだ後、高知へ移住し、現在は食肉製品製造業や養鶏、焼き鳥販売などに取り組む自身の歩みを紹介。高知での暮らしや地域資源を活用した仕事との向き合い方、食肉加工を通じて流通しにくい部位を有効活用する取り組みなどについて語りました。また、実体験をもとに、食材の背景や原材料表示に目を向けることの大切さを語り、参加した学生たちへ向けて、日々の食生活を見直すきっかけとなるメッセージを送りました。
- 発表テーマ
- 百田 美知氏(食文化研究家)
和食文化・郷土料理の事例

松原 浩二氏(松原ミート)
食を通した仕事と暮らし

講演後の質疑応答では、伝統的な食文化の継承や地域資源の活用方法、食材選びの考え方などについて質問が寄せられました。また、松原氏のフランスでの経験や現在の暮らし方についても関心が集まり、活発な意見交換が行われました。

なお、本ゼミナールの各講演内容や高木教授による解説については、高木教授のページに詳しくまとめられています。ぜひあわせてご覧ください。
次回(第4回)は10月28日(水)、「地域の共同体」をテーマに開催します。
RELATED POST
関連記事

