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- 土佐MBAオープンアカデミーで教員、学生が発表を行いました
4月15日、永国寺キャンパスで開催された「2017土佐MBAオープンアカデミー」での「産学官民コミュニティからの事例紹介」で、本学教員および学生3名が発表を行いました。
最初に、シスエム工学群 都市・交通計画研究室 西内 裕晶 講師から「地域都市の公共交通を考える~持続可能なシステム構築に向けて」と題し、ICカード「ですか」の5万人分の乗降データを利用した、公共交通(バス、電車)利用状況分析による、利用者減少の課題把握と対策の可能性についての報告がありました。
次にシスエム工学群 兼 総合研究所 インフラサウンド研究室 山本 真行 教授/室長から、「津波情報を音波で捉える~インフラサウンドセンサーの開発」と題した発表がありました。
沖合で発生した津波は、海面を大きなスピーカーとしてインフラサウンド(低周波)を発生させ音速で地上に届くため、地上で検知し、地震の発生をいち早く知るセンサーを開発したこと、同センサーは地上設置のため、安価で故障リスクが低く複数箇所の信号分析で方向把握が可能となるなどのメリットがあり、昨年の阿蘇山噴火も高知で検出する等、今後の災害対策の手段として期待されているなどの報告がありました。
最後に、経済・マネジメント学群の学生 矢野 沙織さんから「土佐山田の日曜市~地域と学生の協業による地域活性化の試み」と題し、大学が立地する土佐山田町で毎週日曜日に開催される「日曜市」が、近年出店者、来場客ともに減少しており、矢野さんたち学生グループが、地域と県外からの移住者の双方に関わりを持たせることや、矢野さんが「まんが甲子園」準優勝メンバーだった経験を活かし、ポスターを作成したりSNSを活用した広報をする等の活動を展開し、にぎわいを取り戻すきっかけとなっているとの報告がありました。
会場の50人教室は参加者で満席となり、熱心に聞き入っておりました。
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