2017.10.25地域貢献 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

渡辺准教授が「第5回高知県建築文化賞」の最優秀賞を受賞

システム工学群 渡辺 菊眞 准教授の建設作品『分割造替 金峯神社ー里の拝殿 森の本殿 遥かな聖山』が「第5回高知県建築文化賞」の高知県知事賞(最優秀賞)に選ばれました。

高知県建築文化賞は、高知県内に竣工された建築物で、高知県の地域と環境に根ざした優れた作品に対してその功績をたたえる名誉ある賞与であり、審査では、高知の社会性、歴史性、文化性から見た地域環境への適合性や独創的なデザイン性、建築物のライフサイクルに対する取り組み等を総合的に評価されました。

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本作品の「分割造替」とはもとの大きな社殿を拝殿と本殿に分割し、それぞれを里と森に立て替えをする方法のことです。江戸時代後期から200年以上もの間、里山の上部に鎮座していた金峯神社は2014年の台風で大きく損傷し崩壊の危機にさらされていました。その社殿の立て替えとして、人の集まりやすい里に仮拝殿(里の拝殿)を、社殿のある森に築200年以上になる宮殿をおさめた本殿(森の本殿)を建設しました。建設は、本学システム工学群の建築・都市デザイン専攻の渡辺先生とその研究室の学生による自力建設にて行われました。

なお、本作品は過去に161か国の建築家や学生が参加するポータルサイト「World Architecture Community 23cycle」の実現した建築に贈られる賞なども、これまでに受賞しています。

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