2017.11.21地域・一般 / 地域貢献 / 学生生活 / 研究 / 研究者・企業

World Architecture Community Awards 26cycleで渡辺准教授がWinnersに選出

システム工学群 環境建築デザイン研究室 渡辺 菊眞 准教授が設計、デザインを行った「山車社殿(MOVABLE SHINTO SHRINE)」が World Architecture Community Awards の26cycle の実現作品部門で、Winnersに選ばれました。

bin.aspx2.jpg同Awardは、年3回開催されるもので全世界の建築が対象となり、今回も27カ国からの応募がありました。実現作品部門では審査委員により10作品、World Architecture Communityメンバーが投票した作品が5作品、Winnersに選ばれます。今回受賞した山車社殿は、審査委員が選ぶ10作品として受賞しました。

なお、同准教授が昨年に建立した遥拝殿は同Awardsの23cycleでWinnersに選出されており、両社殿ともに受賞となりました。
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bin.aspx6.jpg本作品は大学近隣の中山間地域に建設されたもので、過疎集落の実情に合わせて本殿と拝殿を分けて建設する手法が高く評価されました。江戸中期に建立された金峯神社は社殿の老朽化に伴い、昨年から渡辺准教授と学生が立て替えに協力。工事完了までの間、御神体を一時安置する仮社殿と、車輪付きで移動可能な本殿(山車社殿)を完成させました。

本殿は高さ4.5メートル、幅3メートル、奥行き3メートルで、元の社殿の場所を整地後、御神体を仮社殿から移す予定です。

遥拝殿に続き山車社殿でも高い評価を受けた渡辺准教授のコメント:
過疎地で存続の難しい神社は他にも幾つもあると思います。そんな状況の中で、神社を継続していくための一つの方法が評価されたことをうれしく思うとともに、この簡素な建築が建築表現としても評価されたことが、今後の新しい建築の在り方を切り開くきっかけになるのではないかと感じています。

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