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- 「国際学会IEEE ISR 2018」で学生が優秀論文賞を受賞
8月24日~27日、中国の瀋陽市で開催されたIEEE International Conference on Intelligence and Safety for Robotics (IEEE ISR 2018)において、大学院博士後期課程 基盤工学コース 3年 Hongbin Chang(常 洪斌)さん(指導教員:王 碩玉 教授 システム工学群 知能ロボティクス研究室)と本学協定校の瀋陽工業大学 Ping Sun 准教授との研究をまとめた論文が、優秀学生論文賞Best Student Paper Awardを受賞しました。
同学会は、ロボットの知能と安全性に関する技術の向上を目的としたIEEEの国際学会で、生活の中にロボットが入り込んできている昨今、ユーザーの要望と意図を理解する知能と、ユーザーや周辺の人をケガさせない等の安全性確保の重要性という2つの観点を同時に議論する初めての国際学会として開催されました。
論文発表では、13カ国から投稿された137篇論文から106篇論文が採択され、ファイナルリストとして13篇論文が選ばれ、最後に行われたプレゼンテーション評価を総合し、一般発表と学生発表の2分野でそれぞれ優秀論文賞が選出されました。
本発表論文は、「Output Feedback Control for a Human Support Robot with Inputs Constraint」と題して、生活支援ロボットの安全性確保について書かれており、制御理論から安全性を高める独自の発想により提案している点が高く評価され、学生発表分野の最高賞を受賞しました。
受賞したHongbin Changさんは「日ごろの王教授をはじめ、瀋陽工業大学のPing Sun准教授からのご指導、研究室のメンバーの協力のおかげで、国際学会で優秀論文賞をいただき、大変光栄で嬉しく思っています。今回の発表を通じ、同じ領域の研究者の発表に刺激を受けたことも貴重な経験となりました。今後は、今回の受賞を糧に、ロボットの安全性の課題を克服できるよう、更に研究活動に励んでいきたいです」と、受賞の喜びと今後の抱負を語ってくれました。
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