2018.10. 9在学生・保護者 / 地域・一般 / 学生生活

航空研究会が「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」において2部門で3位入賞しました

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(一般部門『Pengin』)

9月28日~30日に、東京都の大田区総合体育館で開催された「第14回 全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」(主催:一般社団法人 日本航空宇宙学会)に航空研究会が出場し、一般部門、マルチコプター部門の2部門で3位入賞を果たしました。

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(マルチコプター部門『yosakoi2』) 

コンテストは全国の大学・高専・専門学校生の設計による飛行ロボットを対象に、被災地への緊急物資輸送などを想定したミッションで競い合うもので、一般、自動操縦、ユニークデザイン、マルチコプターの4部門が設けられており、本学航空研究会は、一般、自動操縦、マルチコプターの3部門にエントリーしました。

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(自動操縦部門『Aeshniedae-A』)

ユニークデザイン以外の3つの部門には、飛行タイプや、被災地への救援物資輸送を想定した飛行救援物資投下などのメインミッションに加え「宙返り」、「無動力滑空」、速さを競う「タイムトライアル」などのサブミッションや、定められた場所への「帰還」などが細かく定められており、競技は点数化されその合計得点を競います。

全国からの動画審査を経て機体の性能および自動操縦装置の性能を評価する一般部門に21チーム、機体の特性および自動操縦装置の性能を評価する自動操縦に9チーム、推進力が二つ以上のプロペラ搭載によるマルチコプター部門には11チームが2日目の予選へ参加しました。

航空研究会は、一般、自動操縦、マルチコプターの3部門に参加し、一般部門とマルチコプター部門で予選を通過し最終日の決勝へと進出しました。

一般部門の機体は、高知県ならではの"土佐和紙"を主翼材料に用いて、機体の軽量化に成功し、プロペラを揚力とし、ゆったりとしていながら安定した飛行を見せます。救援物資投下や宙返りを3回成功、無動力滑空19秒、離陸・着陸も成功し3位となりました。本機体はその全体的な美しさから「ベストクラフト賞」も受賞しました。

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一方マルチコプター部門では、予選ミッションと決勝ミッションは一部異なりますが、予選を1位通過したことから期待の高まる中6つのプロペラによる安定した飛行を見せ、「大型物資運搬」は成功しエリアに着陸しました。高得点を狙い果敢にチャレンジした結果上手くできないミッションもありましたがこちらも3位という成績をおさめました。

3つの部門に挑戦し、設計・製作・課題をクリアする装置の搭載や操縦技術の向上、夏休み返上で毎年この大会で好成績を残すことを目標に頑張ってきた航空研究会は、2部門に3位入賞するという好成績をおさめました。

「来年度、また新たなミッションや障害が組み込まれるかもしれませんが今年の悔しさを胸に更に上位入賞めざして頑張ります」と航空研究会 代表 市山 峻平さん(システム工学群2年)から来年もコンテストへ挑戦し続けるという意欲あるコメントが届きました。

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(右:航空研究会 代表 市山さん)

結果
<一般部門>

1位 東京農工大学 機体名『はんぺん』4225点

2位 東京都立産業技術高等専門学校 機体名『Fly-Breead』 3770点

3位 高知工科大学 機体名『Pengin』 2640点

4位 山口大学 機体名『メカトリッピー』 2220点

5位 久留米高等専門学校 機体名『Pseudomonas』1925点

6位 秋田工業高等専門学校『firefly Ⅱ』1375点

<マルチコプター部門>

1位 国際高等専門学校 機体名『希望』1925点

2位 早稲田大学 機体名『OX-2』 1460点

3位 高知工科大学 機体名『yosakoi2』1250点

4位 東京農工大学 機体名『Hermes』410点

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