2018.12.14在学生・保護者 / 地域・一般 / 研究 / 研究者・企業

中国・四国工学教育協会大学教育部会研究会を開催

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12月13日、高知工科大学 香美キャンパスにおいて、平成30年度 中国・四国工学教育協会大学教育部会研究会が開催されました。
中国・四国工学教育協会は、産業界と工学に関係ある大学等の連携を密にし、中国・四国地区における工学教育の振興を図り、我が国の産業の発展に寄与することを目的とした団体で、工学系の学部・学群を擁する大学をはじめ、高等専門学校、企業、個人等で組織されています。同協会の3つの部会のうち、大学教育部会の幹事校を本年度、本学が務めており、役員会ののち、年次研究会を開催しました。

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研究会では、東京大学 理学部 教授の須藤 靖 氏の「工学と天文学」、千葉大学 国際教養学部 講師 崎山 直樹 氏の「大学と社会との接続にむけて:実践例としてのグローバルインターンシップ」と題した講演の後、環境理工学群 教授/教育センター長 古沢 浩が「工学部における六年一貫性カリキュラム:課題と挑戦」と題して講演しました。

講演では、文部科学省が取りまとめた「工学系教育の在り方」指針において、学位プログラムの設置や学部・大学院連結教育(6年一貫教育)の推進に基づいた主専攻・副専攻制の促進、PBL(課題解決型学習)教育の実践などの分野横断的な工学基礎教育を徹底させるためのコアカリキュラム設定が促されていることが説明され、本学もその方向性を踏まえ、工学基礎教育の再設計を行っていることが説明されました。

現在、良質な教科書に則った基礎理論・基礎概念の深い理解を目的とする講義を提供し、自分の専門以外の複数の異分野の科目を6年一貫教育の中で習得できるカリキュラム設計を行なっており、それらが学生(あるいは家庭、地域)のニーズに合った学習者本位の仕組みとなるよう、本学が置かれている状況・条件に適合した中身の作り込みをこれから1年間かけて教職員が一丸となって行なっていくことが説明されました。

研究会には会員校7大学の諸先生方をはじめ、本学の教職員も多数参加し、有意義な情報交流の機会となりました。終了後は、研究室などを見学するキャンパスツアーと交流懇談会も行われました。

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