2020.11.30国際交流 / 在学生・保護者 / 地域・一般 / 学生生活 / 学群・大学院 / 研究

国際学会において学生がポスター賞を受賞

11月16日~20日、Web開催された「International Union of Microbiological Societies Congress 2020」で、石山 菜々子さん(大学院修士課程 生命科学コース 2年)がポスター賞を受賞しました。本賞は同学会でのポスター発表約500件のうち、優秀な研究発表と評価された約50件に与えられるものです。

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石山さんが発表したテーマは「Community analysis of fungi and bacteria related to early stage of tree root degradation in Japanese forest soil (日本の森林土壌での樹木根分解初期に関与する真菌とバクテリア群集構造の解析)」です。 日本各地の地下に埋設した木片を解析し、地下での木材分解にどのような微生物が関わっているかについて、国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所と共同研究した成果について発表しました。本研究により、今まであまり知られてこなかった地下に存在する木材という炭素体の分解の期間や要因についての知見を得ることで、地下も含めた地球全体の炭素循環の理解が進むことが期待されます。それにより地下も含めた森林の環境親和性がさらに評価され、森林の有効活用が推進されれば、大気中の炭素を削減することでの地球温暖化対策や、樹木根の保存による大雨などの災害時の土壌流出防止につながることが期待されます。

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受賞を受け、石山さんは「数ある研究発表の中からポスター賞を受賞でき、大変光栄です。堀澤 栄教授や同研究室の皆様の日頃のご指導と、このプロジェクトを主催する森林総合研究所をはじめとする共同研究者の皆様に感謝します。ここで満足せずに、研究の質がより高くなるように努めます」と語ってくれました。

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