2021.9.30地域・一般 / 地域貢献 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

山本 真行教授が参加するチームが「ディープテックグランプリ2021」でJT賞を受賞

9月11日に開催された「ディープテックグランプリ2021(主催:株式会社リバネス)」において、本学の山本 真行教授システム工学群)が主宰するインフラサウンド防災情報伝達事業推進チームが「JT賞」を受賞しました。

ディープテックグランプリは、リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、エネルギー等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。審査は、新規性・実現可能性・世界をかえそうか・パッションの4つの基準で行われ、316チームの応募の中から、一次審査によって選ばれたファイナリスト12チーム中1チームに最優秀賞、8チームに企業賞が授与されました。

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山本教授らは「地域インフラサウンド観測網による防災伝達事業の推進」をテーマに、ヒトの耳に聞こえない重低音であるインフラサウンドを観測することで、土砂災害等の事象の発生時に発生源や規模の情報を把握することが可能であることを紹介しました。現在、企業と共同開発した「複合型インフラサウンドセンサー」を用いて、全国の海岸線約30地点、高知県の山間部約10地点でインフラサウンドを観測中です。グランプリでは、本技術を用いることで防災対策の新たな方法を提供する可能性があることを評価され、企業賞を受賞しました。

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受賞をうけて山本教授は「本イベントでは、ファイナリストの各チームから幅広い領域での魅力的な技術紹介が続き、まさにディープな時間を過ごさせていただきました。そのような状況の中で、私たちの研究開発テーマが受賞できるとは思っておらず驚きました。これまで当該共同研究・開発にてお世話になった皆様方に感謝申し上げます。今回このような場で企業様より評価を得たことを機会に、インフラサウンド計測技術を防災等へ活用する研究開発に関し、民間企業と連携した産学展開をより積極的に図っていきたいと考えています」と語りました。

山本教授の最先端研究はこちらから

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