2021.10.14在学生・保護者 / 地域・一般 / 学生生活 / 学群・大学院 / 研究

錯体化学若手研究会において岩﨑 智子さんが学生講演賞を受賞

8月2日~4日、Web開催された「錯体化学若手研究会-錯体化学若手の会夏の学校2021-」(主催:錯体化学若手の会)において、岩﨑 智子さん(大学院修士課程 化学コース 2年)が学生講演賞(ポスター部門)を受賞しました。本賞は同学会でのポスター発表約66件のうち、優秀な研究発表と評価された約7件に与えられたものです。

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岩﨑さんが発表したテーマは「固体状態で強く蛍光する新規ビアンスリル誘導体の合成と光化学物性」です。溶液状態で紫外線を照射すると強く光る有機化合物が数多く開発されているものの、その多くは固体にするとほとんど光らなくなっています。本発表では、それとは逆に溶液状態ではとても弱い光しか発しない一方、固体状態ではとても強く光る化合物を見つけ、その興味深い挙動の由来を明らかにしました。固体にすることで強く光るというこの化合物の特徴を生かし、有機ELなどの発光デバイスの中で用いられる固体発光材料として利用できると期待されます。

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受賞を受け、岩﨑さんは「学生講演賞を受賞することができ大変光栄です。支えてくださった伊藤 亮孝講師と光機能化学研究室の皆様に感謝します。今回見出した新規ビアンスリル誘導体の物性評価結果を論文としてまとめられるように今後も研究を続けていきます」と語ってくれました。

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