2021.10.21地域・一般 / 地域貢献 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

八田 章光教授が「応用物理学会中国四国支部貢献賞」を受賞

システム工学群八田 章光教授が「エネルギーに関した科学教育啓蒙活動及び地域課題解決策定への取組」の業績により、第16回応用物理学会中国四国支部貢献賞を受賞しました。
この賞は、中国四国地域の応用物理学の発展のために顕著な功績があった人物に対して授与されるものです。

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八田教授は、2002年に本学がエネルギー教育地域拠点大学に選定されたことを受け、高知県内の教育機関やエネルギー関連企業と協力して「高知工科大学エネルギー科学教育研究会」を設立し、約20年間にわたりエネルギー環境教育の普及活動を実施してきました。
エネルギー消費率であるW(ワット)を体感するために独自で開発した人力発電機は、人間が自転車をこぐ仕事を交流100Vの電気に高効率で変換し、テレビ等の家電製品を簡単に動かすことができます。普段実際に使っている電力を自分の力で発生することにより、人類が消費するエネルギーの大きさを実感することが可能です。この人力発電機を活用し、小中高等学校での体験授業を行い、地域のエネルギー教育に尽力してきました。
この他にも、香美キャンパス近くにある小学校では、水路に設置した小水力発電でLED を点灯させ、電力と資源の大切さを学ばせる教育プログラムを開発しました。

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さらに、高知県のエネルギー問題を解決する新エネルギービジョンの策定と運営では2010 年から委員を歴任し、2020 年からは委員長として活躍してこられました。
今回の表彰は、これらの長年にわたる功績が認められたものです。

受賞を受けて八田教授は「このような賞をいただき光栄です。高知県、そして四国には豊かな自然環境が残っています。先人たちが育んできた豊かな自然環境を価値あるものとして大切にし、さらにその価値を高めていくためにみんなで知恵を出しあい、持続可能な未来社会をつくっていきましょう」と語りました。

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