- トップページ
- NEWS & TOPICS
- 次世代研究者挑戦的研究プログラムに採択されました
本学は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択されました。
本事業は、博士後期課程の学生が研究に専念できる環境を整備し、卓越した博士人材の育成や輩出を目指す事業です。
博士後期課程の学生は、日本の科学技術・イノベーションの将来を担う存在ですが、近年、「博士課程に進学すると生活の経済的な見通しが立たない」「博士課程修了後の就職が心配だ」といった理由から、修士課程から博士後期課程への進学者数や進学率が減少傾向にあり、危機的な状況が指摘されています。本事業は、そうした状況を踏まえ、既存の枠組みを越えて優秀な博士後期課程の学生の選抜などを行う事業統括を選定し、当該事業統括により選抜された学生に対する生活費相当額および研究費の支給や、キャリア開発・育成コンテンツの提供をはじめとする多様な支援を行うものです。
本学の採択されたプロジェクトは「革新的未来を実現する次世代研究者育成プログラム」です。
ハード(研究環境)+ソフト(コミュニティの創成、メンターによる相談)の両面から支援を行う革新的未来を実現することで、次世代研究者を育成するプログラムです。本プログラムを通した活動によって、9名の博士後期課程の学生の支援します。
育成する人材像として、「世界レベルの博士人材」を目標としており、持つべきコンピーテンシーを(1)研究力・国際力(研究者としては持っていて当然のスキル)(2)アイデア力・未踏力(研究を行ううえで重要)(3)分析力、人工知能・IoT活用力(データサイエンススキルも必要である)(4)圧倒的学習力(ただ学習するだけではなく「圧倒的」に学習する必要がある)の4点と定めました。
それぞれの力を伸ばすためのきめ細かなキャリア開発・育成コンテンツを構築するべく、逐次効果をフィードバックし、支援体制の効果を高めていきます。
採択を受けて、事業統括者である新田 紀子准教授(環境理工学群)は「私は事業統括として若輩ではありますが、学生指導への熱意は誰にも負けないと考えています。これまでも研究室を越えた研究指導、就職支援をしてきました。私自身も高知工科大学の出身であり、博士課程卒業後のキャリアでは、ポスドクを何件か経験し、パーマネントの職に就くことに大変苦労しました。その経験からも重点的に博士課程学生のキャリア支援を行ってきた経験があります。本事業においても、機動力を生かし、実効的な事業統括として、博士課程の学生を全力で応援していきたいです。事業統括だけでは補えない点は多くありますが、推進体制チーム一丸となって支援を行っていきます」と語りました。
「次世代研究者挑戦的研究プログラム」B日程における新規プロジェクトの決定についての詳細はこちらからご覧いただけます。
RELATED POST
関連記事