2022.8.30地域貢献 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

自動運転車両を活用した実証実験が四万十市で実施されました

8月21日~28日、JR四国、四国地方整備局、高知県、四万十市でつくる協議会「西土佐地域自動運転モビリティ実証実験企画会議」(会長:システム工学群 西内 裕晶准教授)が、JR予土線の利用促進と沿線地域の産業振興、および持続可能な公共交通の実現を目的として、自動運転車両を活用した実証実験を行いました。

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この実証実験は、令和2年度に実施した中村地域に引き続き、国土交通省中村河川国道事務所の支援を受けて実施するもので、清流四万十川を展望できる西土佐地域の観光拠点とJR江川崎駅を結ぶルートにおいて、実験走行を実施し、JR予土線の利用促進や産業振興に向けた検証を行ったものです。

「西土佐地域自動運転モビリティ実証実験企画会議」は、自動運転技術を用いた道路と鉄道の新たな連携手法を検討し、以って予土線の利用促進を図り、同沿線地域の観光・産業の活性化を図ることを目的として設立されました。
西内准教授は交通工学を専門としており、本会議では学識経験者として助言等を行ってきました。

実験開始前日の20日には、出発式典が開催され、JR予土線江川崎駅から、道の駅よって西土佐まで自動運転車両の試乗会を行いました。自動運転車両はおよそ1kmのルートで実際に乗客を乗せて走行しました。

西内准教授は「中山間地域における交通の課題を解決するためには、その地域ならではのデータを収集して分析、考察することが不可欠です。今回の実証実験で得られたデータをもとに、自動運転モビリティのあるべき運行方法を検討することで、西土佐地域の活性化に貢献していきます」と語りました。

自動運転車両を活用した実証実験については四万十市のホームページからご確認いただけます。

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