2023.3. 1在学生・保護者 / 地域・一般 / 地域貢献 / 学生生活 / 学群・大学院 / 課外活動

商品開発部が開発・販売した「ウクライナ支援缶詰」の利益分全額を高知ウクライナ友の会に寄付しました

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の開始から約1年となる2月23日に、商品開発部株式会社黒潮町缶詰製作所の協力のもと開発した「ウクライナ支援缶詰」の寄付金贈呈式を行い、寄付金およそ193万円を高知ウクライナ友の会(事務局NPO法人BRIDGE)に寄付しました。
寄付金は、ウクライナの人道支援を目的に、県内で避難民を受け入れる際の渡航費用や、毛布・カイロなど支援物資の提供に役立てられます。

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商品開発部の学生13名は、授業で学んだマネジメントの知識を活かし、人、地域、高知県を盛り上げることを目的に活動している学生団体です。

今回はウクライナの平和を取り戻すために、商品開発部だからこそできる支援の方法を学生たちが考えました。
缶詰プロジェクトのテーマは"どこにいてもウクライナの食卓を"です。この缶詰には、国籍や情勢を問わず、ウクライナの美味しい料理を届けたいという学生たちの思いが込められています。「現状に対し小さな変化が加わると、やがて大きな変化になる」という意味の"バタフライエフェクト"をコンセプトとし、商品開発部がこれまでの活動経験を活かして、昨年4月末頃からメニュー決め、試食、パッケージデザイン、販売方法の考案に取り組みました。

★8B0A0503 - コピー.JPG ウクライナの食卓イメージ (1).jpg

「ウクライナ支援缶詰」は、高知県の食材を使用した、ボルシチ・シャシュリック・モルコヴニツェの3種類です。ウクライナ出身のコスチャンチン・オヴシアンニコウ助教(経済・マネジメント学群)が、少年時代にクリミア半島でピクニックをした際の平和で楽しい思い出の料理がベースになっています。特に力をいれた支援缶詰のラベルは、ウクライナの民族柄であるヴィシヴァンカ柄・国旗色としました。未来ある子どもたちに民族衣装を着せた手書きのデザインからは、平和の広がりをイメージさせる、温かなぬくもりが感じられます。その他にも、商品と一緒に同封したメッセージカードには、コスチャンチン助教の言葉に、ウクライナの国旗色である青と黄色を使ったシェークハンドのイラストを添えました。

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「ウクライナ支援缶詰」は、昨年9月から高知県内の量販店、ウクライナを支援するイベントなどにおいて、3缶1セット(3,000円)で販売し、合計1,638セットを売り上げました。

寄付金の贈呈にあたり、高知ウクライナ友の会のコスチャンチン・オヴシアンニコウ代表は、「とても感動しています。このような取り組みをしてくださった高知工科大学、黒潮町缶詰製作所に感謝しています。また、このプロジェクトに共感し寄付してくださった方々にも感謝しています。この大きな取り組みは、ウクライナと日本に大きな影響を与えると思います。温かいご支援に心より感謝申し上げます」と語りました。

商品開発部の学生たちは、「手売り販売をした時に『これくらいしかできることがないから』と支援缶詰を手にとってくださったことが印象に残っています。ウクライナから遠く離れた高知で、私たちの活動が支援するきっかけになれたことをうれしく思います」「自分たちの想像以上に共感してくださる方が多く、意義のある活動だと感じましたし、活動をしていく中で使命感にもかられるようになりました」「プロジェクトに共感してくださった方々、開発に協力してくれた黒潮町缶詰製作所の友永さん、コスチャンチン先生、松崎先生に感謝しています」「早く戦争が終わることを願って活動してきました。私たちの支援が平和に近づく助けになればうれしいです」と語りました。

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