2023.11.20地域・一般 / 地域貢献 / 学群・大学院 / 研究

第12回高知県ものづくり総合技術展に出展しました

11月9~11日の3日間、高知ぢばさんセンターで開催された「ものメッセKOCHI2023 第12回高知県ものづくり総合技術展」に出展しました。

★1E7A3888.jpg

当イベントは、高知県内で「ものづくり」に携わる事業者に、優れた技術・製品の紹介や商談を行う場を提供することで、高知県の「ものづくりの地産地消/地産外商」の推進と、高知県の将来を担う若者に県内企業を広く知ってもらうことを目的に毎年開催されています。

本学からは、システム工学群の王 碩玉教授を中心に農作業の省力化をめざして産学連携で開発した「ニラ出荷支援ロボット」と「花卉定植支援ロボット」を出展しました。

「ニラ出荷支援ロボット」は、小型化・軽量化により移動が容易で、そぐり作業を従来の水洗浄から風圧洗浄とすることで衛生面の向上を確保しました。有限会社サット・システムズおよび株式会社土佐ひかりCDMの2社とともに商品化し、すでに県内外の生産者から受注、販売されています。「花卉定植支援ロボット」は、有限会社サット・システムズと連携し、取り付けカメラからの画像情報をもとに畝に沿って自走し、苗の取り出しから植え付けまで一連の作業の全自動化に成功しました。現在は、トルコギキョウの苗に特化し、一度の充填で560株を植栽することができます。

★1E7A3874.jpg ★1E7A3914.jpg

★1E7A3858.jpg ★1E7A3893.jpg

ブースには、県内外の企業や行政機関、農家の方々、高校生らが訪れ、各ロボットの説明を受けながら、実際に動いている様子を興味深く観察。その仕様や仕組みについて質問が飛び交い、「少子化が進む中山間地域では、今後必須になっていく装置だと思うし、機械化にハードルのある高齢者の方にも使ってほしい」といった感想や、県外企業の方からは「オンライン会議システムが普及し距離もゼロに近くなってきているので、県の垣根を超えて、高知工科大学さんと共同で何かできればと思う」といった声が寄せられました。

本学は、今後も「世界の未来に貢献できる研究成果の創出」と「地域社会との連携と貢献」という基本理念の具現化をめざし、産学官民の更なる連携を推進してまいります。

RELATED POST

関連記事