2023.11.10お知らせ / 地域貢献 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

磯部 雅彦名誉教授が国土交通大臣賞「濱口梧陵国際賞」を受賞

前学長の磯部 雅彦名誉教授が、今年の国土交通大臣賞「濱口梧陵国際賞」を受賞しました。

同賞は、東日本大震災を教訓として定められた津波防災の日である11月5日が、2015年の国連総会で「世界津波の日」に制定されたことを契機として、私財を投げうち機転を利かして村人の命を津波から救った濱口 梧陵氏の名を冠して創設された賞です。津波防災をはじめとする沿岸防災技術分野で顕著な功績を挙げた国内外の個人や団体に贈られます。

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これまで磯部名誉教授は、海洋波浪の方向スペクトルの推定や非線形波の数値シミュレーションなど、新たな沿岸波浪の解析手法を理論的に導き、沿岸防災に関わる海岸工学の分野において優れた研究成果を多数発表してきました。また、国内海岸工学分野で気候変動を包括的に扱った初の図書「地球温暖化の沿岸影響-海面上昇・気候変動の実態・影響・対応戦略」(土木学会編)の編纂を主導しています。

加えて、防災に関する政府機関の検討会の座長や委員を多数務め、特に東北地方太平洋沖地震津波を教訓とした海岸法改正や「粘り強い構造」の防波堤・防潮堤の導入など、南海トラフ地震等への防災・減災対策の政策方針の決定に大きく貢献。これらの功績が評価され、今回の受賞に至りました。

   

磯部名誉教授の事績の詳細は、こちらからご覧いただけます。

   

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