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スポーツマネジメント専攻の村石穣太さんが「TOMODACHI - U.S. Embassy Go For Gold スポーツ・リーダーシップ・プログラム」に参加しました。

経済・マネジメント学群 スポーツマネジメント専攻の村石 穣太さん(愛知県立豊田北高等学校出身/指導教員:前田 和範講師)が、昨年12月から3月にかけて実施されたスポーツマネジメント学習プログラム「TOMODACHI - U.S. Embassy Go For Gold スポーツ・リーダーシップ・プログラム2023-24」に参加しました。

同プログラムは、日本人大学生が渡米研修やリーダーシップ・トレーニングへの参加を通してスポーツマネジメント分野への理解を深め、日本のスポーツ産業を強化することをめざして米日カウンシルジャパンが主催しています(協力:日本スポーツマネジメント学会)。
村石さんを含む、厳しい事前選考を突破した10名の学生は、国内の研修を経て、2月27日から2週間、ロサンゼルスとニューヨークを訪問。アメリカのスポーツビジネスの現場で、様々な視点から学びました。

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村石さんは、小学校高学年から高校までの8年間サッカー部に所属し、サブキャプテンなどを務める中でスポーツマネジメントに興味を持ったことから、本学に入学しました。欧米諸国のスポーツビジネスの視点からスポーツ団体におけるマーケティングやスポンサーシップの活用、スポーツを通じた地域振興などを英語で学ぶ「スポーツマネジメント」の授業をきっかけにアメリカのスポーツ業界に興味を惹かれ、2年次には高知ユナイテッドSCでのインターンシップに、3年次には高知ファイティングドッグスのグローバルスタッフとして南アメリカ諸国で野球の普及活動に参加。様々な経験を積む中で、若い頃に海外に出ることの重要性や外国人選手との異文化コミュニケーションの楽しさを知り、「スポーツは人を幸せにし、笑顔にするもの」だと感じ、同プログラムへの応募を決めました。

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(写真1枚目:ロサンゼルスメモリアルコロシアム)

国内研修では、チームの調査テーマを「ファンマネジメント」と決め、中でも世界のファンを獲得するインターナショナルファンについての調査内容を検討しました。
渡米研修先のロサンゼルスでは、1984年のロス五輪のメインスタジアムとして使われた「ロサンゼルスメモリアルコロシアム」や、2028年のロス五輪で使用される予定の「SOFiスタジアム」などのスポーツ施設を見学。オリンピックの歴史を学ぶとともに、施設の規模の大きさや、訪れた観客がストレスなく楽しむための施設運営を学び、日本との意識の違いを実感しました。続くニューヨークでは、現地で働く日本人の方々から話を伺い、「基本的な、挨拶をする・時間を守るといった、日本人の誠実さや真面目さが海外では強みになる。人に好かれる努力を続けることが大切」といった経験に基づく言葉の重みに感銘を受けました。
帰国後の最終プレゼンでは、「インターナショナルファンをターゲットとしたリーグの海外戦略」をテーマに、アメリカのメジャーリーグサッカーを例にして、日本のBリーグ(プロバスケットボールリーグ)の発展について発表しました。

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研修を終えて、村石さんは「得るもの、学ぶものがたくさんありました。それと同時に、自分に足りないものを知ることができました。応募時からサポートいただいた前田先生、研修から最終発表までお世話になった東洋大学の山下先生、さらにこのプログラムに関わっていただいたすべての方々に感謝申し上げます。また、この研修を通じて出会えた9人の仲間は、大きな財産です。実は、この研修中にドイツへのインターンシップ留学が決まりました。今年の6月から1年間、ドイツのサッカーチームでクラブスタッフとして働きます。ドイツでは、基本的なことをコツコツと続けながら、自分にしかない武器を見つけたいです。そして将来的には、日本と世界のスポーツをつなぐ架け橋になりたいと思っています」と意気込みを語りました。

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