2024.10. 9在学生・保護者 / 学群・大学院

データ&イノベーション学群がチームワークとリーダーシップを学ぶワークショップを開催

9月29・30日、データ&イノベーション学群が授業科目「先端デジタル価値創造」の一環としてワークショップを開催しました。

このワークショップは「まず体験し、その結果を振り返って課題を抽出し、学びを得る」というExperiential Learning(体験学習)を通して、PBLを進めるうえで重要な「チームワーク」と「リーダーシップ」について学ぶことを目的としており、髙嶋 成豪客員教授、株式会社アグサ 石田 優太氏がファシリテーターを務め、2日間で6つのプロジェクトが行われました。

「ブラインドスクエア」というプロジェクトは、7~8人で構成するチームから選出されたリーダーが、目を閉じた状態でロープを握るメンバーに作業を指示し、1本のロープを使って★マークをつくるというもの。短時間でマークを完成したチームには、リーダーの指示のみに頼るのではなく、積極的にメンバー同士で情報共有し、自分の位置や必要な作業を互いに確認し合う、といった特徴がありました。

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プロジェクト終了後、髙嶋客員教授は学生たちに「リーダーシップとは、集団の目的を達成するために組織し、動機づけるなどして他者を導くプロセス」であることを説明し「情報の少ない環境下で目的を達成するには、まず全員が作業前に完成形(ゴール)を想像しそれを共有すること、そして言葉でコミュニケーションをとり現状を正確に把握することが大切」と伝えました。

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チームで協力してビー玉をゴールまで運ぶ「パイプライン」というプロジェクトでは、より早く、正確に運べる方法をチームで話し合う時間(作戦タイム)を複数回設けることで、前回の結果を振り返り、問題点を洗い出し改善することの大切さを学びました。

プロジェクトを通して、学生たちは仲間と協力関係を築くことの重要性を認識するとともに、チームワークとリーダーシップについて理解を深めることができ、今後PBLを進めるうえで有意義な2日間となったようでした。

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【受講生の感想】
・これまでは、何か活動しても振り返るという習慣がなかった。結果を振り返ることで改善点が発見でき、より良い結果につながることを実際に体験できてよかった。
・リーダーの独りよがりでは良い結果がうまれない。チームには一人ひとり役割があるので、自分の役割を果たすことが大切だと分かった。
・ブラインドスクエアでリーダーを担当した。当初、自分はリーダーには向いていないと思っていたので不安だったが、メンバーが支えてくれ、周囲のサポートがリーダーの負担軽減につながると思った。また、チームで話し合うと、自分では思いつかない発想が出てきて、それがきっかけでスムーズに作業が進んだので、問題が発生したときは、チーム内で話し合いをすることが大切だと分かった。

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