2024.12.18在学生・保護者 / 学群・大学院 / 研究者・企業

エンジニアを目指す学生に向けてストレージワークショップを開催

11月29日、香美キャンパスで、情報学群の学生を対象にストレージワークショップを開催し、約30名が参加しました。

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このワークショップは、敷田 幹文教授の「エンジニアを目指す学生に最新のストレージ技術に触れてもらい、クラウド社会を支える技術を実感してもらいたい」との思いから、SNIA日本支部(※)技術委員会ユースケース分科会様の協力のもと、日立ヴァンタラ株式会社様をお招きし、実現したものです。

当日は、「講義・実機演習・実機解説・リモート工場見学・座談会」の構成で進行。

最初に行われた講義では、日立製のストレージの特徴および最新のストレージ技術等について、具体的な事例を交え、お話いただきました。続いての実機演習では、ストレージ開発に携わる講師の説明を受けながら、学生たちは自身のパソコンを操作し、この日のために用意されたストレージに接続して、ファイルなどを保存する環境を設定しました。また、疑似障害の実演として、ストレージからドライブを抜いた際に、システムが停止せず動作を続ける様子を確認した学生たちからは、驚きとともに感嘆の声があがりました。

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その後の実機解説では、学生自らストレージ内部の部品を一つひとつ取り外していくという、「ストレージ解体ショー」を実施。各部品の形状や重さを間近で確認できる、貴重な体験に学生たちは目を輝かせ、エンジニアへ次々と質問が飛び交いました。また、ストレージの製造工場とつないだリモート見学では、ものづくりの現場を支える技術を学びました。

リモートと対面形式で実施された社員との座談会では、技術に関する質問のほか、「職場の雰囲気は?」「在学中にやっておいた方がいいことは?」など、多岐にわたる質問がなされ、学生たちはその回答を真剣にメモをとりながら聞いていました。

ワークショップを終えて、学生たちはストレージに対する理解を深めたことはもちろん、将来のキャリアを考える貴重な時間を過ごせたようでした。

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【参加した学生のコメント】
・ストレージの解体を通して、ストレージの解像度があがりました。貴重な体験ができて嬉しいです。
・普段ストレージを使う側の自分としては、リモート工場見学でストレージの製造工程という、作る側の視点を見ることができたのが新鮮でしたし、参考になりました。
・座談会では、福利厚生やワークライフバランスなど幅広くお話を聞けて良かったです。また、開発者や設計者など色々な職種の方とお話できて刺激を受けました。

※SNIA日本支部
ストレージネットワーキングに関する各種の普及促進活動、情報収集、ならびに調査研究を行い、その発展に寄与することを目的とした非営利団体。

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