2025.4.21地域・一般 / 学群・大学院 / 研究

三船 恒裕教授が雑誌「世界思想」へ寄稿 「戦争は本能ではない-心理学の実験」

経済・マネジメント学群の三船 恒裕教授がエッセイを寄稿した世界思想社の雑誌「世界思想」の最新号が、4月10日に刊行されました。

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同誌は、毎号一つのテーマに焦点を当て、そのテーマに関する様々なジャンルの著者による多様なエッセイを掲載し、多角的で広範な視点を提供しています。

最新号のテーマは「争い」。
社会心理学、進化心理学を専門とする三船教授は、二度の世界大戦を経て、争いが起こるメカニズムを解明しようと、世界では数多くの実験がなされてきたと言います。その中の代表的な実験とその結果を振り返るとともに、自身が行った「先制攻撃ゲーム」という実験経済ゲームの結果から、本来人間は自分が所属しない集団(外集団。自分が所属する集団である内集団との対比)への攻撃性を持っていないのではないかと推察。戦争を人間の本能とする考え方に疑義を呈しています。

同書は、一部の書店や大学生協にて、無料で配布されるそうです。
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コメント

「『争い』というテーマに対して執筆のお声がけをいただけたことを非常に光栄に感じております。心理学の実験結果をもとにして『戦争は本能ではない』と主張しましたが、それはあくまで現在までの研究結果に基づきます。他の方々の論考も踏まえ、ご自身で戦争の問題を考える一助となれば幸いです」(三船教授)

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