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- "高高高知講演会スピンオフ企画" 日本微生物生態学会高知大会「特別講演会」を開催
9月27日、永国寺キャンパス イノベーション ラボ棟において、"高高高知講演会"のスピンオフ企画として、理工学群 堀澤 栄教授が実行委員を務める日本微生物生態学会の第39回高知大会特別講演会を開催しました。高高高知講演会は、高知の高校生に第一線で活躍する研究者と直接対話する機会を提供するイベントとして、2025年4月から開催しています。今回の講師は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)生命地球科学研究部門長であり、極限環境微生物や生命の起源研究の世界的第一人者として知られ、"深海微生物ハンター"の異名をもつ高井 研 氏。中高生31人のほか、一般の方も含め105人を前に「人はなぜ学ばなければいけないのか? なぜ学ぶのか? 本当の答えを教えます!」というテーマでご講演いただきました。

講演では、高井氏自身のこれまでの経験を交えながら、人間には本来「知りたい」「学びたい」という欲求が備わっていると説明。人間のゲノムには好奇心や探究心に関わる遺伝子が存在するとし、「学ぶことは人間の設計図の中に組み込まれている」と、高井氏の視点から学ぶ意義について語りました。さらに、学生時代から研究者になるまでの歩みを紹介しながら、「学べば学ぶほど、リアルな世界は広がっていく」と述べ、学ぶことは知識を得るだけでなく、自分自身の可能性や視野を広げることにつながると参加者へメッセージを送りました。また、高知のような地方だからこそ積極的に外の世界へ飛び出してほしいと語り、「世界の人になってから(高知へ)戻ってくればいい」と、若い世代へ力強く呼びかけました。

高井氏は、有人潜水調査船「しんかい6500」による深海調査の実績として、深海熱水域に生息する微生物や生命の起源に関する研究、地球外生命の可能性を探る研究などについても紹介。その研究の広がりと魅力を語りました。その上で、"人は多くの人に支えられて生きている"とし、「自分のためだけでなく、人のためにも何かできる人になってほしい。そのために学んでいることを忘れないでほしい」と思いを伝えました。

講演後には、堀澤教授がファシリテータを務める交流座談会を開催。参加した高校生や保護者らからは、「JAMSTECの研究者になるには?」「なぜ微生物研究の道を選んだのか?」「今後挑戦したい研究は?」といった研究に関する質問のほか、「文系と理系のどちらを選ぶべきか」など進路に関する相談までが飛び出しました。高井氏は、自身の進路選択や研究者としての経験を交えながら一つひとつ丁寧に回答し、「やりたいことは"やりたい"と言ってほしい」「若いうちに様々な世界へ飛び込んでほしい」とエールを送りました。

高校生から「視野を広げるために勉強していると気づけた」「今まで知らなかった世界を知ることができた」といった感想も寄せられ、参加者らは、高井氏の考え方や研究の最前線に触れるとともに、「なぜ学ぶのか」という問いについて改めて考え、学ぶことの意義や可能性について理解を深めた様子でした。

▲講演会終了後、著書へのサインに応じ、アドバイスする高井氏
なお、本講演会は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の採択事業である「土佐はちきんリケジョ発掘プログラム」の関連企画としても開催しました。
次回、第5回の「高高高知講演会」は、詳細が決まり次第、本学HPなどでお知らせします。
【高高高知講演会】
【過去の「高高高知講演会」】
2025.5.15 -高知の高校生へ最高の知を- 高高高知講演会を開催
2025.8.8 -なんのために生まれて 何をしながら生きるがか-<第2回>高高高知講演会を開催
2025.12.6 -データを通して世界を理解する-<第3回>高高高知講演会を開催
2026.7.30 -AIが拓く未来-<第4回>高高高知講演会を開催
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