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- International Workshop を開催
情報学群 任 向実 教授を代表とするCenter for Human-Engaged Computingの主催により、International Workshop (IWHEC2017)を11月10日に開催しました。
本ワークショップは「人間とコンピュータの関係についての再考」を目的とし、アメリカ、イギリス、デンマーク、フィンランドよりHCI分野の著名な研究者7名を基調講演者として迎え、HCI関連研究の認知科学、人文学、哲学にまで至る、様々な視点から総体的にアプローチするものであります。本ワークショップには、ポスター発表参加者も含め、総勢69名が参加しました。
冒頭、磯部 雅彦 学長より、本ワークショップが人間とコンピュータの未来に適切な方向性を示すこと、また、土佐のリベラルな風土の中で活発な議論が行われ、HECの研究が大きく前進することに期待するとの歓迎の挨拶がありました。次に、学会主催者である任教授の挨拶、ゲスト7名の講演へと続きました。
質疑応答が想定時間を1時間上回るほど盛況で、7時間に渡るワークショップは、昼食時のI-Houseでのポスター・セッションやCHECテクニカル・ツアー(CHECメンバーのポスター発表およびデモンストレーション)も含め、滞りなく終了しました。
基調講演者演目
Prof. Torkil Clemmensen, Copenhagen Business School
「ヒューマン・エンゲージド・コンピューティングへの社会技術的アプローチの理論化」
Prof. Alan Borning, University of Washington
「人間とコンピュータの関係の再考を目的とするバリュー・センシティブな(人間の価値に敏感な)デザインの適用」
Prof. Effie Law, University of Leicester
「技術強化された学習活動において、ゲーミフィケーションは人間とエンゲージするか?それともしないのか?」
Prof. Ann Light, University of Sussex
「フレーミング・ワンダー:急速な変化の時代におけるデジタルな生き方」
Prof. Jeffrey Barzell, Indiana University
「デザイン思考後」
Prof. Huatong Sun, University of Washington, Tacoma
「践指向の最終設計アプローチによるグローバルな文化多様性の発展」
Prof. Antti Oulasvirta, Aalto University
「能力ベースのオプティマイゼーション」参加された多くのゲストより帰国後、本ワークショップについて称賛のレターを頂きました。
Jeffry Barzell氏は、今まで数多くにワークショップを経験してきたが、CHECワークショップはベストであり生涯忘れられないものになったと称賛しております。
"HEC2017 at Kochi University of technology was among the best that I have ever attended"
Huatong Sun氏も、帰国後に送ったメールの中で、本ワークショップが今まで参加したワークショップの中でベストであると感謝の意を示しています。
"Many thanks for having this fantastic opportunity to prepare in this highly engaging and inspiring workshop!" "Indeed, this is the best research meeting I have attended!"Ann Light氏もまた、ワークショップ中の講演者の見解においてHuman-Engaged Computing についての共通の方向性を見いだせたことは貴重であり、また、モネの庭や室戸岬を巡る旅は価値あるものであった、送られてきたメール中で称賛しております。
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