2018.5.17卒業生 / 在学生・保護者 / 地域貢献 / 研究 / 研究者・企業

朴客員教授が田野町で高齢者ドライバーに関する調査研究を開始

朴 啓彰 客員教授(地域連携機構 地域交通医学・社会脳研究室長)が、高知県安芸郡田野町をフィールドに「健康脳と運転脳についての調査研究」を開始しました。

本プロジェクトは、「脳MRI検査、本人や家族へのアンケート調査、実車運転検査」など全7項目の検査を田野町で3年間にわたり実施し、得られたデータから、高齢ドライバーの脳と健康状態が運転にどう影響するのかを明らかにすることを目的としています。
地域を限定して継続的に行われる高齢者調査は全国で初めての試みとなります。

5月11日に、本件に関する「第1回 住民向け説明会」を田野町にて開催し、町長や地元議員、医療関係者、マスコミ関係者、住民の方々など約30名にご参加いただきました。
説明会では、高齢ドライバーの脳の状態や実際の事故映像を流しながら、加齢などによって脳に隙間ができる「白質病変」が事故を起こす原因となる可能性が高いことなどを朴 客員教授が分かりやすく解説し、住民の方々へ本調査への協力を仰ぎました。
参加者は、「この研究で自分の脳の状態が確認できる」と高い関心を持ち、研究協力に意欲を示していただきました。

同説明会は、5月18日(金)と25日(金)にも、14時から15時まで田野町ふれあいセンターで開催します。

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全国に先行して高齢化が進む高知県にとって、高齢者の移動手段の問題は喫緊の課題となっています。
本学では、持続的な地域貢献を目指しており、多彩な分野の先端研究を地域に活かし、社会の課題を解決すべく日夜研究を重ねています。

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