2019.7. 4在学生・保護者 / 地域・一般 / 地域貢献 / 研究 / 研究者・企業

楠川教授が「日本材料学会 支部功労賞」を受賞

四国支部の運営ならびに材料強度学の地域普及に対する貢献が認められ、システム工学群の楠川 量啓 教授(機能性材料工学研究室)が「平成30年度 日本材料学会 支部功労賞」を受賞しました。

★S1A9824.jpg

楠川教授は、機械材料の各種環境下での疲労特性や、き裂進展挙動に関する研究を行っています。機械材料は過酷な環境下で用いられることも多く、環境が疲労特性に与える影響を明らかにすることはその材料の実用上重要となり、学術的だけではなく工業的にも価値のある研究となります。

これまでに、「高温環境下における純チタンの疲労き裂発生挙動」や「マグネシウム合金の疲労き裂発生挙動と切欠き感度」、「電圧セラミックスの高温高湿環境における電界負荷における疲労破壊、遅れ破壊特性」などに関する研究を実施し、機械材料の信頼性向上に貢献してきました。

また、平成28年度には同学会四国支部支部長を、平成29年に本学で同学会通常総会・学術講演会が開催された際には実行委員長を務めるなど、研究分野の発展に対しても尽力してきたことが評価されました。

近年では、これまでの研究に加えて、新機能性材料の創生等に関する研究も行っており、「今回の受賞を非常にありがたく思っています。今後も研究を通じて地域や社会に貢献できるよう努力いたします」と受賞コメントが届きました。

RELATED POST

関連記事