2019.12.19在学生・保護者 / 地域・一般 / 地域貢献 / 研究 / 研究者・企業

田上准教授が「光を使って磁界を観る」をテーマに講演しました

12月11日、田上 周路准教授(システム工学群)が、ココプラ(高知県産学官民連携センター)主催の「令和元年度 第13回シーズ・研究内容紹介」で、「光を使って磁界を観る」をテーマに講演し、地元企業関係者など約20名が参加しました。

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講演の冒頭、磁界(磁場)が私たちの身近に存在していることや、心臓や脳の神経活動によって電流が流れ生体磁気が生じることについて紹介しました。光は真空中では磁気によって影響を受けないが、物質中を伝わる光や物質の表面で反射された光は磁気の影響を受けるという性質を利用し、レーザ光とアルカリ金属を使うことで、生体磁気の計測や画像化することが可能である事を解説しました。
さらに、低周波電磁波を利用した身近な事例について説明し、講演の最後に今後の展望として、ガンなどの疾患部位検出に応用できる可能性について紹介しました。

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聴講者は真剣にメモを取りながら聞き入っており、質疑応答では熱心な質問が次々飛び交いました。
また、講演後には「磁界を観ることが本当にできるのだろうかと興味を持ち、本日参加しました。研究過程の裏話などをおもしろく聞くことができました」と感想がありました。

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