2019.11.14在学生・保護者 / 地域・一般 / 地域貢献 / 学生生活

学生団体が「ものづくり総合技術展」に出展、イベントも開催しました

11月7日~9日の3日間、高知ぢばさんセンターで開催された「第8回ものづくり総合技術展」に学生団体RaSKが地元企業と進めている「自作ハイブリッドロケットエンジン開発プロジェクト」を紹介し、9日には学生団体航空研究会が子どもたちを対象に紙飛行機教室を開催しました。

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RaSKが開発するエンジンは個体と液体の燃料を使うハイブリッド方式で、RaSKが流体力学,計算工学,設計工学などの専門知識を駆使して設計し、高知県工業会受注拡大委員会の協力のもとプロ目線での設計の調整をしていただいたうえで、同委員会5社により10の部品を製作していただきました。

11月初旬、エンジンの外殻となるジュラルミン鋼製の円筒(モーターケース)や液体燃料の噴射口であるインジェクタなど10部品すべてが完成し、本展示ブースにそれらを陳列し、プロジェクトの内容を紹介しました。

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(写真2枚目の左:インジェクタ、右:ノズルブロック)

ブースには、県内外の企業の方や、地域の方々、高校生や小中学生まで様々な方が途切れることなく訪れ、興味深く部品を眺め、開発中のエンジンやロケット本体についての質問が飛び交い、学生は丁寧に応じていました。また、「テレビや新聞で見ました。素晴らしい夢のある取り組みにわくわくしています」、「打ち上げの際は高知県をあげて応援に行きたいですね」など、沢山の激励のお言葉をいただき、学生たちは地域の皆さんの本取り組みへの関心の高さに驚いている様子でした。

企業との連携を担う浅井 広彰さん(システム工学群 2年)は、「沢山のご称讃や激励の言葉を頂き、地域に広く認知され応援していただいていることを実感しました。開発面での克服すべき課題も沢山ありますが、大きな励みとなりました。地元の企業様のご厚意により仕上がった部品を見て、改めて感謝の気持ちと、あとはRaSKがしっかりとやり遂げなければいけないという覚悟がますますわいてきました」と力強く語ってくれました。

今後は、RaSKが個体燃料を製作し、12月には部品を組み上げ、本学の研究設備で各種試験を行い、来春には燃焼実験を行う予定です。

また、9日には航空研究会が未就学児童~小学校低学年対象に、「本格的な紙飛行機をつくろう」と題し、厚紙を組み立ててオリジナルの紙飛行機を作るものづくり教室を計6回開催しました。6回とも募集間もなく満席となる人気振りで、参加した親子は、学生たちに機体のバランスのとり方などを教わりながら真剣に製作し、好みの色付けをしたオリジナル飛行機の出来栄えに大満足していました。

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参加者は、「大学生が丁寧に教えてくれたので簡単に楽しく作れました」と、世界に一機しかない自慢の飛行機を嬉しそうに持って帰っていました。

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