2019.12. 4卒業生 / 在学生・保護者 / 地域・一般 / 地域貢献 / 研究 / 研究者・企業

渡辺菊眞准教授が建築展を開催中

12月3日、高知市文化プラザかるぽーとで、渡辺 菊眞准教授(システム工学群)の建築展が初日を迎え、建築家や学生、一般の方などが訪れました。
「建てる建築 建てぬ建築 感涙の風景」と題した本展は、渡辺准教授が建築家として活動を始めてから現在に至るまではもちろん、学生時代の卒業制作や博士課程時に開催した個展出展作品も含めた25年分の一大作品集成展で、12月3日(火)~5日(木)の3日間開催されています。

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会場には、大量のパネルや写真、模型展示が並び、渡辺准教授が実際に建設した【建てる建築】13作品をはじめ、数々の自由な建築構想である【建てぬ建築】25作品、建築構想に霊感を与え、活動の原動力となった【感涙の風景】約80点が紹介されています。

作品の中には、自立支援活動としてタイに土嚢と竹で建設し数々の世界的賞も受賞した「タイ国境の孤児院兼学校:虹の学校学舎,天翔る方舟」や、日本の過疎問題に向き合う建築として高知県建築文化賞(最優秀賞)等を受賞した「金峯神社 分割造替(里の拝殿+森の本殿)」などもあり見ごたえ抜群です。
場所と風景に意識的に向き合った初作品として、福井県東尋坊を題材に設計した壮大な作品「風景の神殿」は、ツーリズムがもたらした風景への固定概念に一石を投じています。

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(タイ国境の孤児院兼学校:虹の学校学舎,天翔る方舟)

県外から訪れた大学教員の方からは「実際に建った作品のことはメディアにも多く取り上げられていたため知っていましたが、今回の展示会は渡辺さんが考え続けてきた建築構想の部分にもスポットが当たっていて大変面白かったです。普通の人が見過ごすような場所に何かを呼び込む力が凄いと感じました」と感想がありました。


普段建築に触れることの少ない方でも、渡辺准教授の目線を通して、建築が与える未来へのワクワク感を味わうことができ、建築構想から見える様々な場所の特性や文化、社会問題等を追体験できるユニークな建築展です。
是非会場へお越しください。

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