2020.4.13在学生・保護者 / 地域・一般 / 地域貢献 / 研究 / 研究者・企業

上村 浩准教授らの研究グループが課題解決型高度医療人材養成プログラムの中間評価においてS評価をいただきました

上村 浩准教授(経済・マネジメント学群)、高知大学、香川大学 、高知県立大学の研究グループは平成29年度に採択された「課題解決型高度医療人材養成プログラム(文部科学省)」の中間評価において最高評価である「S評価」をいただきましました。

これは、上村准教授らの研究グループが取り組んでいる「地域医療を支える四国病院経営プログラム」が持続可能なプログラムとして、地域医療を支える人材の継続的な輩出が高く期待できる点など、現行の努力を継続することによって当初目的を十分に達成し、目標を上回る効果・成果が見込めると評価されたものです。

本プログラムは、国立大学病院などの基幹病院において、地域における外部環境と自院の内部環境を冷静に分析し、継続性のある企業体を維持するための戦略を構築し、待ったなしの病院経営分野に突破力がある人材を送り込むことを目的としています。

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地域特異性の高い病院経営ではヒト・モノ・カネ・情報の経営4資源をバランスよく見定める経営の基本に加えて、地域の他機関との関係を良好に保つ"協調戦略"が必要となります。

上村准教授、菅沼 成文氏(高知大学医学部長)裵 英洙氏(ハイズ株式会社代表取締役)、物部 真一郎氏(株式会社エクスメディオ代表)の病院経営講義担当者は、経営は机上の空論ではなく、理論と実践の両輪による実学であるとし、病院経営のキーマンである病院長、副病院長などの経営責任者、医師、看護師、薬剤師、その他医療従事者に対し、病院経営に特化した人材育成を行いました。

まず、会計上の肝となる資産管理の概念を習得してもらい、受講者の一人は損益計算書より財務状態の推移の確認から、病院経営の機能性分析、収益性分析などを行い、規模が同じ病院での機能の比較を行い、問題点を明らかにしました。また、診療科の原価計算をおこない、病院収支に与える各科の影響を確認しました。それらの資料に基づき、外部環境分析と財務状況を考慮し、病院の中長期ビジョン、短期目標を設定し病院全体としてのバランススコアカードを「学習と成長の視点」「業務のプロセス」「顧客の視点」「財務の視点」の4つの項目で作成しました。その他にも、介護施設の経営改革や、医療機器導入のコストと利益の評価、高額医療機器の更新検討など、様々なテーマで、それぞれの病院の特徴にあった実践的な経営改革に取り組んでいます。

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上村准教授は「S評価をいただき大変嬉しく思います。高齢化といっても都会と地域では捉え方が違うように、病院経営も一律な理論を適用することは難しいと感じています。そのため、地域の文化や県民性などの特徴もふまえた医療改革をできればと考えています。前半の3年間は教育プログラムを充実させ、受講生が経営の概念をフィールドである病院に落とし込んでくれました。後半は研究成果としてアウトプットできるよう更に受講者と協同していきます」と語ってくれました。

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