2020.12. 4お知らせ / 在学生・保護者 / 地域・一般 / 研究

桂教授、那須教授が『地域活性化システム論』を出版

経済・マネジメント学群の桂 信太郎教授那須 清吾教授が執筆した『地域活性化システム論 理論と実践の融合と価値創造による地方創生を目指して』が千倉書房から出版されました。

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本書は、2015年刊行の「地方のための経営学」(出版:千倉書房)の内容を踏まえ、また、2008年度から本学で実施している内閣府連携公開講座「地域活性化システム論」の実績報告書(2008~2019年)をベースに編集されたものです。
「これまでの地域活性化システム論の議論を踏まえ、今後講座を受講する学生の学習がさらに進むような入門教科書をまとめたい」、「これから全国における地域活性化を学ぶ方々への教科書が必要である」という思いが本書にはこめられています。

日本では地方創生が重要課題といわれていますが、人口流出や地方経済の衰退など地方の衰退が止まらない状況です。地方においては農業、観光、福祉、中山間などの社会的課題への取り組みから、経済的価値が創造されている事例もあります。それらを踏まえ、本書では、地域活性化の現状・課題・ノウハウ・ビジネスの可能性について様々な事例を紹介しています。

本書に寄せて、清成忠男本学元理事 執筆
地方創生の主役は、地域の人々である。地域の人々が、地域づくりの構想を自ら策定し、実践することが重要である。 地域内だけにとどまらず、地域や業種の垣根を越えた連携による問題解決が有効である。さまざまな主体の連携となるプラットフォーム組織のマネジメントやガバナンスに関わる専門的人材の役割が特に重要になる。本書の刊行を機に、地域活性に寄与する多くの人材が輩出されることを望みたい。

清成 忠男:2008~2013年本学理事
東京大学経済学部卒。法政大学経営学部教授、学部長を経て総長・理事長を歴任。地域活性学会初代会長。2010年瑞宝大綬章。著書、論文多数。専門は、中小企業論、地域経済論。

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