2021.11.12在学生・保護者 / 地域・一般 / 地域貢献 / 学生生活 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

e-Janネットワークス株式会社と連携協定を締結

11月8日、高知工科大学とe-Janネットワークス株式会社は両者の連携に関する協定を締結しました。

本協定は、それぞれが保有する研究技術、情報及びノウハウ等を用いて、研究開発、 新規事業の創生、人材交流、教育及び人材育成において、相互に連携協力し、情報通信分野の科学技術振興と社会の発展に寄与することを目的としています。また、学生にとっては、インターンシップのように企業のノウハウや事業に在学中から触れる貴重な機会となることから、教育面での大きな効果も期待されます。

e-Janネットワークス株式会社は、次代のテレワーク技術の開発・活用・実用化を目指している企業です。同社がテレワーク技術の深化に向けての共同研究を進めるうえで、「IT」「メディア」「人」という観点で、研究に必要なアイデアや多面的なアプローチができると本学に期待したことから、この度の産学連携協定締結にいたりました。

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(写真1枚目:左 e-Janネットワークス 坂本 史郎代表取締役、右 岩田総合研究所長)

同日、「e-Janラボ in Kochi」(高知市)にて産学連携に関する発表会が行われ、岩田 誠総合研究所長(情報学群 教授)は「サイバー空間と現実世界の境界を感じさせないメタバースを提供する技術が求められています。この度の連携協定を機会に、e-Janネットワークス株式会社様のセキュアプラットフォーム技術ならびに製品開発力に加え、高知工科大学の様々な基礎研究シーズを有機的に結び付けることによって、未来の新しいサイバーサービスや関連ビジネスを高知から世界に向けて展開できる基盤を創造していきます」と述べました。メタバースは、米フェイスブックの新社名「メタ」にも使われた新技術で、今世界中が注目しているホットなワードです。

繁桝 博昭教授(情報学群)は、知覚認知脳情報研究室所属の岡田 凌さん(大学院修士課程 情報学コース1年)とともに、旧銀行の金庫室を利用したVRルームで、デジタル映像を用いたデモンストレ―ションを行ない、仮想空間における人間の反応を分析する自身の研究内容や、オプティカルフロー※について説明しました。

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(写真1枚目:左から2人目 繁桝教授、右から2人目 岡田さん)

来るべき社会に活躍できる人材の育成および地域社会との連携と貢献を目指す本学にとって、本協定を機にさらに産業の発展に寄与、貢献ができるように邁進してまいります。

※オプティカルフローとは、生物の視覚において、自身の運動や外界の変化に伴う、網膜に投映される像全体の速度場。例として、自身が止まっていても、外界の視界情報の変化に伴い、自分自身が動いているように錯覚する現象に関係している。

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