2022.3.25在学生・保護者 / 地域・一般 / 学生生活 / 学群・大学院 / 研究

日本機械学会中国四国学生会で「優秀発表賞」を受賞

システム工学群4年の川尻 将司さんと澤地 真魁さんが、3月3日に開催された「日本機械学会中国四国学生会・第52回学生員卒業研究発表講演会」で優秀発表賞を受賞しました。

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川尻 将司さんのコメント

卒業研究テーマ:脚部表面筋電位を用いた立位転回動作識別法の開発

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私は知能ロボティクス研究室(王 碩玉教授)にて、脚筋肉の表面筋電位とニューラルネットワーク(機械学習)を利用して、転倒しやすさの指標となる、人間の「立ってその場で回転する動作」を推定する方法を開発しています。
その最終目的は、歩行訓練ロボットが要訓練者の行いたい動きを理解・追従し、訓練者の思うままの歩行訓練を実現することです。
それを目的とする問題提起から、用いる手法や装置に至るまで、独自の考えや既存の研究の組み合わせを模索してきた過程こそ、本研究における学びであったと思います。
幸いなことに今回は、そうした『挑戦的に模索した姿勢』、『内容を伝えるために工夫を重ねたこと』を特に評価していただいたのではないかと、恐縮であると同時にとても嬉しく思います。 大学院の2年間では本研究をより深めたいと考えています。

澤地 真魁さんのコメント

卒業研究テーマ:中空微粒子を添加したエポキシ接着剤による接着継手の強度特性

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材料強度学研究室(楠川 量啓教授)で接着剤の強度などについて研究してきました。
この研究テーマを選んだきっかけは近年の環境に対する問題意識からです。特に、異なる材料間の接合やボルト・ネジ等の省略を可能にし、自動車等の軽量化に大きく寄与する接着剤の特性に興味がありました。
研究では接着剤内に中空微粒子を添加することによる特性の変化について検討しました。接着剤で接合した様々な試験片を作製し、中空微粒子の添加割合によって特性や強度がどのように影響を受けるのかを明らかにしました。
この研究成果は、接着剤の剛性を徐々に変化させることで局所的な力の集中を避ける傾斜機能化への応用が期待されます。
卒業後は本学大学院に進学予定です。大学で学んだ知識や、研究を通じて得た経験を生かして、大学院ではより深く研究に邁進していきたいです。

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