2022.5. 9在学生・保護者 / 学生生活 / 学群・大学院 / 研究

小松 眞子さんがグループウェアとネットワークサービス研究会において優秀発表賞を受賞

3月14日、15日に開催された「第116回 グループウェアとネットワークサービス研究会」(主催:情報処理学会)において、小松 眞子さん(大学院修士課程 情報学コース2年・高知県立高知追手前高等学校出身)が、研究発表を行い、優秀発表賞を受賞しました。

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本賞は、情報共有、同期/非同期コミュニケーションなどの「協調基盤技術」、会議支援、グループ意思決定支援などの「グループウエア応用」、遠隔教育サービス、社会/行政サービスなどの「ネットワークサービス」に関するテーマについて建設的な議論や情報交換を行うグループウェアとネットワークサービス研究会において、優秀な発表に対し贈られる賞です。

小松さんらの研究グループは、「プレゼンテーション練習において対話ロボットの存在感が与える影響の検討」をテーマに、研究発表を行いました。本研究は、一人で行う発表練習を、対話ロボットを使うことで、対面練習に近い効果が得られるように支援できないかを検討したものです。

新型コロナウイルスの影響により、発表や面接の多くはオンラインで行われており、発表の練習・本番ともに一人で行うことが多くなりました。一人での発表練習では、聞き手が目の前にいないため対面のような緊張感がないことや集中しづらいといった課題があります。そこで本研究では、就職活動での面接練習を想定し、一人で練習する場合、対話ロボットと一緒に練習する場合、人と一緒に練習する場合の 3 つの条件で評価実験を行い、対話ロボットの存在感が話者へ与える影響の検討を行いました。その結果、3 つの練習条件の中で最も効果的な練習は人との練習でしたが、対話ロボットとの練習は人との練習に近い効果を話者に与えられることが示唆されました。

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受賞を受け、小松さんは「この様な賞をいただき大変光栄です。ご指導いただいた敷田 幹文教授(情報学群)に深く感謝しております。新型コロナウイルスの影響により、自分自身の就職活動での面接もオンラインで行われました。今後もオンラインでの面接の機会は多いと思うので、今回の研究を、オンライン面接練習の支援につなげていきたいと思います。また、対話ロボットからの返答(フィードバック)があると、より面接練習に緊張感が高まり集中できることがわかってきているので、今後はロボットと対話する場面のある練習条件をこれまでの条件に加えて研究を続けていきたいです」と語りました。

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