2022.6.17在学生・保護者 / 地域・一般 / 学生生活 / 学群・大学院 / 課外活動

学生団体「Cykut」が高知県警察本部より「高知県サイバー防犯ボランティア」の委嘱を受けました

6月10日、本学香美キャンパスにおいて、情報学群の学生を中心とするサイバーボランティア団体「Cykut」(サイカット)(顧問:吉田 真一教授)が、高知県警察本部より「高知県サイバー防犯ボランティア」の委嘱を受けました。
2015年から高知県サイバー防犯ボランティアに委嘱されており、今年で連続8回目となります。

Cykutは2014年12月に設立した学生団体で、現在9名の学生が所属しており、コンピュータセキュリティ・インターネットセキュリティに関する自分たちの知識・技能を高めるとともに、人々が安全、安心にサイバー空間(インターネット社会)で暮らせるように、インターネットや不正アプリに潜む危険性や正しいネット利用方法について小中学校・高等学校で講演を行うなど、日頃の学業で得た知識を活かして社会貢献活動を行っています。

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委嘱式には、Cykutのメンバー8名が出席し、高知県警察本部生活安全部生活環境課サイバー犯罪対策室 室長 楠田 崇人氏より、代表の藤原 晴さん(大学院修士課程 情報学コース2年・兵庫県立西脇工業高等学校出身)に委嘱状が手渡されました。
Cykutは高知県警察本部と協力し、インターネット上の違法・有害情報のパトロール活動(サイバーパトロール)や、サイバー犯罪の被害防止のための教育活動や広報啓発活動を小・中・高校に対して行っていきます。

委嘱式に続いて「サイバーパトロール実習」が行われ、高知県警察本部より、安全第一に無理をせずに行うことや、年々増加傾向にあるインターネットを通じた被害の現況について説明を受けた後、実際にスマートフォンなどを用いてTwitterでの違法情報の検索方法と通報の仕方などの実習を受けました。

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Cykut代表の藤原さんは、「今年も『高知県サイバー防犯ボランティア』を委嘱していただき嬉しく思います。日々、巧妙化しているサイバー犯罪について勉強し、インターネット上に潜む危険性についての啓発活動や、サイバーパトロールを実施していきます。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、小中学校等への講演は主にビデオ映像を提供する方法で実施しました。今年は、情報セキュリティのスキルを競い合うセキュリティコンテストであるCTF(Capture The Flag)に挑戦したり、対外的なセキュリティに関するイベントにも積極的に参加したい思います。スマートフォンやタブレットは利便性の高いものなので、サイバー空間に潜む危険性を正しく認識してもらい、安全なツールとして、安心して利用してもらえるよう努めていきたいです」と抱負を語ってくれました。

また、Cykutの顧問である吉田教授(情報学群)は、「サイバーパトロールの活動を通して、大学で学んでいるセキュリティの技術が、犯罪の現場でどう悪用されているかを知り、防止する方法について考える機会になればと思っています。また、過去のCykutの活動やサイバーセキュリティの歴史を伝え、学生たちがスムーズに活動できるようサポートしていきたいです」と語ってくれました。

委嘱を受け、Cykutのメンバーは、今後の活動に向けて気持ちを引き締めている様子でした。

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